2017/02/05

【現場見学会】女性登用・ICT活用の土木最前線! 児童80人と専門学校生らが見学


 常陽建設(茨城県取手市、飯田憲一社長)は、関東地方整備局の女性技術者登用を促すモデル工事とICT(情報通信技術)活用対象の「H27古河中田新田地区上流築堤工事」(古河市、浜野雅司現場代理人)で現場見学会を相次いで開催した。25日は大利根ふじこども園(埼玉県加須市)の児童など約80人、27日は筑波研究学園専門学校(茨城県土浦市)の1年生約30人が訪れ、現場で働く女性に配慮された作業環境や最新の建設機械を使った土木現場に驚きの声を上げた。写真はオペレーターに抱えられながらミニバックホウの操縦を体験する児童

 重機の体験試乗では、ICTバックホウに搭乗してバケットなどを操作した。UAV(無人航空機)を使って記念撮影をしたほか、自動追尾TS(トータルステーション)、レーザースキャナーなどICT活用工事には欠かせない機器に触れた。女子学生を中心に、現場に設置した騒音計で大声選手権なども行った。

ドローンを使って記念撮影する学生たち

 利根川と渡良瀬川の合流部付近の堤防を拡幅する同工事の施工延長は約340m。盛土5万8100m3、法面整形・芝張り各1万8480㎡。UAVによる3次元測量、ICTバックホウを活用して30cmずつ33層の盛土の敷均・転圧を行っている。女性技術者登用のモデル工事として、女性専用トイレやカフェのような現場事務所、パウダールーム兼休憩所などを備えている。工期は2月28日まで。工事場所は古河市中田新田地先。
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