2017/02/21

【高松市危機管理センター】大規模現場ならでは! 各分野の働きを高松工芸高校生40人が見学・体験


 高松市は16日、大成建設・四電エンジニアリングJVが建築工事を進めている同市危機管理センター(仮称)の現場で、建設業の担い手確保や魅力発信を目的に、高校生の現場見学会を開催した。高松工芸高等学校建築科の生徒約40人が参加、大規模工事の現場のスケールや建設業の仕事を体感した。担い手となる高校生を対象とした見学会は、市では初となる。写真は高所作業車デッキ乗車体験の様子

 冒頭、同市の松下雄介副市長が「建設業は、設計、総合建設業、専門工事業などに分かれる。どのような分野に進んでも、現場を見ておくことが大切」とあいさつした。
 続いて、森藤哲雄作業所長(大成建設四国支店)から工事内容の説明を受けた後、現場で免震ピット内などを見学した。さらに、鉄筋の結束体験、高所作業車デッキ乗車体験、トータルステーションでの計測を体験した。
 同校の石原健史教諭は「授業ではできない貴重な体験をすることができた。生徒のキャリア形成につながれば」と述べた。終了後、生徒たちは「女性の作業員は働いていますか」「常に気を付けていることは」などの質問をし、森藤所長が丁寧に答えた。
 危機管理センターは、市役所西側に常設の災害対策本部、消防局、上下水道局などの機能を集約し、市民の安全・安心を守る施設とする。
 規模は、危機管理センター仮称)棟が基礎免震構造・S造(一部SRC、CFT造)8階建て延べ1万1502㎡、駐車・駐輪場はS造地下1階地上4階建て延べ6400㎡。
 工期は2018年2月28日まで。建設地は同市番町1-8-15地内。
 工事は、建築を担当する同JVのほか、電気設備は四電工・松井電機JV、機械設備は徳寿工業・雉鳥工業JVが担当している。設計は佐藤総合計画・タカネ設計JVが担当。
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