2017/01/13

【建コン九州】 夢アイデア「ダレトモストリート」実施! 福岡市・唐人町商店街で


 建設コンサルタンツ協会九州支部(村島正康支部長)は10日、福岡市の唐人町商店街で夢アイデアの実現化プロジェクト「ダレトモストリート」を実施した。身近な商店街で行き交う人と誰とでも気軽に話せる場を提供することで、地域や商店街の人とのつながりやにぎわいを創出した。

 ダレトモストリートは、同支部の夢アイデア企画で2006年度に提案された「無礼講ストリート」を実現化したプロジェクトで、趣旨を理解して商店街を訪れた人と商店のうち、イベント参加者なら誰にでも話しかけて良い。参加者は性別と年代ごとに赤や青などの違ったシールを持ち、会話後にお互いのシールを交換する。シールを15枚以上集めた人は景品と交換できるなど、ゲーム感覚で楽しめる仕掛けもつくった。
 当日は、小学校の始業式と重なり、子ども連れで参加する姿が目立った。九州支部からは15人、商店街からは7店舗が参加した。この日15枚以上のシールを集めた第1号は西山裕子さんとそのお孫さん2人=写真。西山さんは「孫が人見知りで、誰とでも気軽に話せるようになってもらいたかった」と参加理由を話した。ほかにもイベントのために数十年ぶりに訪れた人や、30枚以上もシールを集めた人がいた。
 九州支部の柴田貴徳副支部長は、「福岡市などの都会でも活気がない場所がある。街全体が少しでも元気に暮らすには人とのつながりを広げることが重要だ」と語った。
 プロジェクトはまだ試行段階で、目標の100人に向けて、人の集め方や商店街のイベントとのタイアップの検討、認知向上などに今後も取り組む考えだ。
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