2017/01/05

【神奈川士会】「建築甲子園」特別賞の神奈川工業高校に表彰状 密度高い作品を高評価


 神奈川県建築士会は、第7回(2016年)高校生の「建築甲子園」神奈川大会で特別賞に輝いた県立神奈川工業高校(横浜市神奈川区)の生徒に表彰状を贈呈した。渡邉一郎副会長らが同校を訪ね、「街の中の、見えない空き屋」で応募した建設科3年生3人に表彰状と記念品を手渡した=写真。渡邉副会長は作品の出来栄えをたたえ、「将来は建築業界を背負う人になってほしい」と期待を寄せた。

 渡邉副会長は冒頭、「作品を見て3人が非常に専門的に勉強していることが伝わった。約2年の勉強で、これだけの作品を描けるのは大変素晴らしい。地域や高齢化社会を考え、よく学ばなければできない」と高く評価した。
 表彰状の授与には、作品をつくった井坂正高、後藤海斗、斉藤大雅君の3人と、後藤博史校長、指導した武藤香織教諭が出席した。
 後藤校長は表彰に感謝の意を表した。武藤教諭は「3人で1つの作品をつくり上げたことは自信になったと思う」と述べた。後藤君は「賞はうれしいが、もっと濃い内容にできたら」と特別賞を悔しがり、斉藤君は「今回が初めてのフィールドワークで過程も含めて良い経験になった」と振り返った。井坂君は試行錯誤を繰り返した結果、「評価されて良かった」と感謝した。
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