2016/11/26

【“信州の木”建築賞】最優秀に「なごみ」 空間構成、経緯、材料調達など多岐にわたり高評価


 長野県が2016年度に創設した県内のすぐれた木造建築物を表彰する“信州の木”建築賞で、最優秀賞に根羽村高齢者福祉施設ねばねの里「なごみ」(建築主・根羽村)=写真、優秀賞に軽井沢発地市庭(軽井沢町)と上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館(サントミューゼ)(上田市)の計3作品が輝いた。

 なごみは、設計をみすゞ設計、施工を吉川建設・片桐工務所JVが担当した。審査委員は全員一致で最優秀とした。

左が特養・共同生活室、右がデイサービス・デイホール

 在来軸組構法による施設となっており、建物、空間の構成、建設までの経緯、材料調達、JAS材を確保するための努力、エネルギー利用など、さまざまな視点で高評価を得た。

軽井沢発地市庭

 軽井沢発地市庭は設計を宮本忠長建築設計事務所、施工を新津組・柳沢建設JVが担当。RCと集成材の混構造の農産物等直売施設で、審査委員会は建物外周部の傾斜した柱の配し方、断面構成の繊細さ、開放的な空間が魅力的とし、その背景となっているRC造の独立壁との組み合わせ、木造の軽量化を良く表した好事例と評価した。

上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館(サントミューゼ)
サントミューゼは設計を柳澤孝彦+TAK建築研究所・梓設計JV、施工を鹿島・宮下組JVが担当した。木質化の劇場・美術館として、曲線的な回廊と木材の組み合わせや、木造で仕上げたホールが木材の良さを存分に発揮している点などを評価した。
 21日、飯山市文化交流館「なちゅら」で表彰式を開く。
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