2016/05/16

【直交集成板】「CLTで地方創生を実現する議員連盟」発足! 国産材の有効活用で森林活性化目指す


 中山間地域の再生に大きな潜在力と可能性を持つなど、地方創生への切り札になるCLT(直交集成板)=写真=の普及促進を目的に「CLTで地方創生を実現する議員連盟」が発足した。13日に衆議院第1議員会館で設立総会を開き、会長に石破茂地方創生担当相、会長代行に中谷元防衛相を選出した。

 石破地方創生担当相は「CLTは日本を変えるだろうと思っている。国産材を有効に活用していくという意味でCLTは画期的な役割を果たす」と強調。「CLTで建物が建てばいいという話ではない。CLTとバイオマスと山の手入れ。要はこれらをうまく循環させることで山がお金を生んでいく仕組みをつくらなければならない。日本は国土の7割を占める森林を活性化しなければ地方創生は実現できない」と力を込めた=写真。

会長に就任した石破茂地方創生担当相

 この日の設立総会では林業の成長産業化を柱とする「地方創生実現のためのCLTの活用推進」を決議。▽CLTの普及促進を着実かつ速やかに図る▽大都市における中大規模建築物、公共建築物を始めとする非住宅施設へのCLTの活用(先導的な取り組みに対する支援展開)▽2020年東京五輪の関連施設で可能な限り積極的にCLTを活用する--ことなどを遠藤利明五輪相、森山裕農水相、石井啓一国交相や東京都の舛添要一知事、東京五輪組織委員会の森喜朗会長などに申し入れる。
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