2016/05/10

【竹中工務店】ホテル内で採れたてレタス! 葉物栽培施設の併設、安定供給可能に


 竹中工務店は、ホテルや商業施設、医療福祉施設などに栽培施設を併設し、新鮮な野菜の安定供給と間近での食事を可能にする空間コンセプト「シェフズガーデン」を展開する。同社は、米国ハワイ州カウアイ島のリゾートホテル内に葉物野菜の栽培施設を設置し、栽培・運営管理を検証した結果、有効性を確認。それを基に国内での提案を進める。写真は「シェフズガーデン」のイメージ図

 同社が所有、経営するリゾートホテル「グランドハイアット カウアイ リゾート&スパ」に設置された「グランドハイアットカウアイガーデン」で、2015年2月から1年間にわたりレタスを収穫し、栽培能力や運営管理を検証した。広さはテニスコート1面分相当の約300㎡。薄膜養液流下(NFT)方式の水耕栽培で、1週間に約1600株のレタスを収穫できる。収穫したレタスはホテル内のレストランに供給され、好評を得ている。また栽培施設は、ホテルが企画するレタス収穫ツアーなどにも活用されている。

収穫ツアーの様子

 栽培・運営管理はハワイ大学から指導を受けたほか、ホテルのシェフとも連携して進めた。今後はレタス以外の葉物野菜の試験栽培や、栽培品種の増加を検討している。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿