2016/05/16

【田園都市建築家の会】一般社団法人に! 地域に根ざした活動の深化目指す


 東京急行電鉄の田園都市線たまプラーザを拠点に活動を続けてきた田園都市建築家の会(秋田憲二会長)が一般社団法人になった。これを記念して11日、横浜市青葉区で設立披露交流会を開いた。130人を超える関係者が参加した。法人格の取得によって役割の明確化と責任を発揮し、「田園都市沿線の豊かな暮らし」のため、より質の高い活動を幅広く展開する。

 同交流会で秋田会長は、田園都市沿線地域に対する思い、建築家が運営する組織の必要性、役割拡大による責任明確化への対応など一般社団法人化に至る経緯を説明し、「これから、より地域に根差した活動を展開し、地域の住環境を良くする、地域にこだわった建築集団として積極的に活動してきたい」とさらなる活動の深化に意欲を示した。
 同会は、田園都市線沿線を中心に、建築家の取り組みに関する啓発活動を通して、地域と連携し、質の高い住環境と家づくりの実現に寄与・貢献することを目的としている。2011年2月に建築家と家づくりコーディネーターの計10人が発足委員会を立ち上げて活動を開始した。展示会やワークショップなどのイベントを開催するほか、商店街祭りへの参加や業務提携といった事業を展開してきた。
 家づくりでは、施主、建築家、施工者の3者間に入り、事業をコーディネートしており、これまでに住宅12件を建設した。現在も設計中6件、施工中4件を手掛けている。
 16年5月11日現在、参加建築家17人、家づくりコーディネーター2人、賛助会22人で構成する。家づくりカフェ(横浜市青葉区美しが丘1-12-18、第5松美106)を拠点に活動している。
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