2016/03/04

【JR東日本】絢爛・和の空間! 豪華観光列車「TRAIN SUITE四季島」のラウンジが東京駅に誕生


 東日本旅客鉄道(JR東日本)がJR東京駅構内に整備を進めていた、豪華観光列車「TRAIN SUITE四季島」の情報発信スペース「GALARIE四季島」と、特定会員のための待合室「VIEW GOLD LOUNGE」=写真=が竣工した。施工は東鉄工業が担当した。

 工事場所は同駅八重洲中央口改札外のみどりの窓口跡地で、S造2階建ての1階部分約350㎡。利用客のための情報発信スペースとラウンジ、商談用個室のほか、トイレや喫煙室が設置されており、スタッフの控室と軽食を提供するパントリー、クロークも備えている。

受付エントランス

 駅舎内という特殊な環境だったが、関係各者の協力を仰いで作業ヤードを最大限に広く確保。仮囲いの中に打ち合わせスペースを設けることで問題点をすぐに確認し、変更する体制をとった。夜間は隣接するロータリーから資材を搬入し、作業を効率化した。施工場所の直上には事務室や店舗があり、騒音や臭いには細心の注意を払いながら施工を展開した。

情報発信スペース「GALARIE四季島」

 内装は「TRAIN SUITE 四季島」の日本的なテーマに合わせ、組子細工、和紙、銀箔クロス、ケイカルレリーフ、ファブリックガラスなどの和風素材をふんだんに使って仕上げた。一般的ではない素材のため、異素材同士の納まりや仕上がった時の見映えに十分配慮しながら作業を進めた。

商談用個室

 施工を担当した飯島雄一所長は「非常に厳しい工程だったが、関係者全員が一丸となって工事を乗り切ることができた。この現場で培った知識と経験を今後の工事に生かし、日々精進していきたい」と話している。
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