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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2016/03/31

【富士山世界遺産C】坂茂氏「来場者に驚きを」 〝逆さ富士〟から着想した逆円すい型


 富士山の魅力を世界に発信するための拠点施設「富士山世界遺産センター(仮称)」が24日、静岡県富士宮市で着工した。富士山に関する芸術作品を紹介する展示室などを設け、世界文化遺産の富士山の価値を発信する。設計を担当する建築家の坂茂氏は「シンボル性を重視して設計することが求められたが、富士山の形を真似しただけでは絶対に本物の富士山のデザインには勝てない。象徴的に富士山の姿を見せる必要があった」と設計の検討過程を振り返る。建物の背後に実物の富士山がある以上、「富士山のような建築」というだけでは来場者の心に残る建築は実現できない。「形の遊びではなく、意味のあるデザイン」を目指したという。

【竹中土木】鶴岡八幡宮の参道「段葛」が完成! 遺構保護に路面をかさ上げ


 竹中土木が神奈川県鎌倉市で整備を進めていた鶴岡八幡宮の参道「段葛(だんかずら)」が完成し、30日に現地で竣功式典が開かれた。同社からは、竹中康一社長=写真=や小口尚宏作業所長ら計10人が出席し、無事完成を祝った。

【清水建設】現寸図起こしも溶接作業も! 建築系新入社員に体験型研修を導入


 清水建設は2016年度から、建築施工系の新入社員を対象に、ものづくりの魅力を学ぶ体験型研修制度を始める。期間は約1年間。自分でものを造る感覚を実感し、職業人としての誇りやモチベーションを醸成させることが狙い。

【体験ルポ】現場状況を計測・スケッチ レーザー距離計とアプリで変わる働き方

現場状況を計測・スケッチ レーザー距離計とアプリで変わる働き方

ライカジオシステムズのDISTO + sketchアプリ


レーザー光点を当てた場所との距離が即座に分かるレーザー距離計。ライカジオシステムズからは、DISTOシリーズとして販売されている。
距離計だけでは、距離を測るだけでも、スマホやタブレットのアプリと連携させると、おもしろい使い方ができるようになる。

同社の担当、海野園里子さんが「現場での働き方が変わる」と、実際の使い方を実演してくれた。

2016/03/30

【追悼】建築家によるまちづくり参加に先鞭付けた建築家・宮本忠長さん


 長野県小布施町の「修景」によるまちづくりで一時代を築き、風土に根ざした建築で多くの人を感化した建築家、宮本忠長さんのお別れの会・偲ぶ会が29日、長野市のホテル国際21でしめやかに営まれた。政財界、業界などから関係者約1000人が参列し、故人との別れを惜しんだ。

【中部建専連】若者の資格取得を無料で支援! 車両系技能講習に9人合格


 建設産業専門団体中部地区連合会(石原義幸会長)は建設業への入職を目指す若者の資格取得を無料で支援する職業訓練「建設機械オペレーターコース」を実施した。定時制高校の生徒9人が建機操作の資格を得るため、車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込・掘削)を受講し試験に合格した。

【サンテック】「女性活躍」に独身寮を市川市に新築! 全室個室で女性社員入りやすく


 サンテックは、福利厚生とともに、4月1日施行の「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)に対する取り組みを強化し始めた。同社の独身寮は現在、埼玉県蕨市、千葉市蘇我、相模原市橋本にあるが、千葉県市川市に独身寮を新築した=写真。「2020年の東京オリンピック・パラリンピック需要を控え、東京都内に近い市川市に建設した」ほか、「女性社員を受け入れることができるようにした」(同社)。今後、全国も視野に整備を検討し、若手社員や女性が活躍できる取り組みを進めていくという。

2016/03/29

【東急プラザ銀座】江戸切子をモチーフにした「光の器」をデザイン 31日開業

東急不動産と東急不動産SCマネジメントは28日、東京・銀座の新たなランドマークとして31日に開業する「東急プラザ銀座」を報道機関に公開した。「世界は、ここから、おもしろくなる。」を開発コンセプトに、伝統工芸である江戸切子をモチーフにした「光の器」が外観デザインの大きな特徴となる。有名ブランドを始め、高い格式と最新トレンドを兼ね備えたテナント出店など、伝統と革新が共存する銀座エリアの魅力を受け継ぐ。初年度売上は330億円、入館者は1000万人を目標にしている。

【カナダ生まれ】大豆油由来の塗料が日本市場へ オンタリオ州のプリズム社

カナダ・オンタリオ州の塗料メーカー「プリズム・コーティングス・カナダ」(リチャード・マクソーリー社長)が、市場拡大に向けて日本企業と提携の道を模索している。日本企業とライセンス契約を結び、人体と環境にやさしい大豆油由来の建築塗料を売り込みたい考えだ。日本以外では既に、欧州や中東での事業展開を予定している。
 プリズム社が開発した大豆油由来の水性アルキド樹脂塗料は、VOC(揮発性有機化合物)を含まずに高い品質を実現した。除菌作用を持つ光触媒の親水性技術、シミ・汚れを吸着分解する植物活性酵素などを付加した製品を展開し、医療施設の内装向けから一般建築物の外装に至るまで幅広い用途をカバーできる。

【横浜市】旧円通寺客殿を1号認定 特定景観形成歴史的建造物に

横浜市は、旧円通寺客殿(旧木村家住宅主屋)を特定景観形成歴史的建造物に指定した。2013年12月の景観条例一部改正で創設した同建造物制度の適用第1号案件となる。今後は(仮称)金沢八景西公園の施設として活用する。
 同客殿は、かやぶき屋根の歴史的建造物で江戸時代後期に建てられた。裏山と織りなす景観は、金沢八景の往時の情景を現代に伝え、地域の歴史や風土を知る上で貴重な遺構となっている。構造は木造平屋建てで、桁行5.5間、梁間5.5間、妻側に2.5間×2間式台付となる。所在地は金沢区瀬戸20-3。

2016/03/28

【東京メトロ】ホーム、車両、改札もすべて本物! 総合研修訓練C完成


 東京地下鉄は、4月1日に開所する社員向けの総合研修訓練センターを24日、報道陣に公開した=写真。各所に点在していた各部門の研修施設を東京都江東区新木場の敷地約2万7000㎡に統合し、複合的かつ総合的に知識・技能を習得できる施設となる。部門間の連携を深め、時間的・空間的制約を受けずに訓練できる。
 同センターはS造5階建て延べ約1万9000㎡の研修棟と、総延長約700m、模擬駅3駅の訓練線などからなる。「メトロで起き得るすべてのことはここで起こせる」をテーマに、実物大のホーム、車両、設備を集約配置しており、トンネル内や脱線復旧などの実践的な作業を学べる。

【開業】JR新宿駅南口にミライナタワー JR東日本、ルミネ

東日本旅客鉄道(JR東日本)が旧新南口駅舎跡地に建設を進めてきた、高さ約170mの複合ビル「JR新宿ミライナタワー」が25日に開業した。新宿の新たなランドマークの足下には、線路上空から行き交う列車を眺めながら、憩い、集える約2000㎡の広場も誕生した。同日にはルミネが手掛ける、大人の女性をターゲットにした新しい商業施設「NEWoMan(ニュウマン)」もオープンした。

【南三陸町役場】つながる“マチドマ"17年9月完成へ 歌津支所が本格着工

役場庁舎の完成模型
東日本大震災の津波で全壊した宮城県南三陸町の本庁舎と歌津総合支所の新築工事が24日、錢高組・山庄建設JVの施工で本格着工した。設計・監理は久米設計が担当。2017年9月の完成を目指す。
 同町は、志津川町と歌津町役場が合併して05年10月に誕生。旧志津川町役場を本庁舎、旧歌津町役場を総合支所として利用していたが、ともに11年3月の震災で全壊し、仮設庁舎で業務を行っている。

2016/03/27

【竹中工務店】七郷小学校の6年生制作の“未来の七郷まちづくり”模型を展示 4/15まで@仙台市


 竹中工務店が日本ユニセフ協会から受託し、山形大学と協働で取り組んでいる被災地の子どもの成長を支援する復興カリキュラム「子どもと築く復興まちづくり」。その一環として、仙台市立七郷小学校の6年生が制作した“未来の七郷まちづくり”の模型展示が、同社東北支店がある仙台市青葉区の仙台定禅寺ビル1階で始まった。会期は4月15日まで。

【インタビュー】モダンさと持続可能性をつなぐ 「Houzz」ベストデザイン受賞のピエレオーニ氏に聞く


 世界11カ国で展開している住宅デザイン・設計のためのプラットフォーム「Houzz(ハウズ)」。自分の家をつくりたい人と建築設計のプロフェッショナルが交流できるサイトとして米国や欧州などで広く知られている。日本でも700人を超える建築家が登録し、豊富な事例に触れることができる。このHouzzが開催した「Houzz award Best of Design 2016」が先日公表された。受賞したのは、イタリアの設計事務所「COOLSTOODIO」の共同創設者で建築家のアレサンドロ・ピエレオーニ(alessandro pierleoni)氏。今回の受賞と日本の建築について聞いた。

【LED投光器】建築だけじゃない! 五輪競技施設で繰り広げられるもう一つの戦い


 2020年東京オリンピック競技施設の設計・施工者がほぼ決まり、建材や設備メーカーの営業提案も激しさを増しつつある。中でも競技場の明るさを保つための投光器については、電力コストが安く、点灯後にすぐ最大出力の光量が出るLED(発光ダイオード)照明の採用が有力視されているが、カメラ映りへの配慮や、競技に応じた光の当て方の制御、まぶしさを防ぐグレア制御といった厳しい要求がある上、防水機能や耐久性も重視されるため、受注競争は照明メーカーの技術を競う場となりそうだ。写真は横浜スタジアム。

【本】教訓も失敗も 中央開発70周年の記念誌外伝『土と水の探求者たち』


 中央開発はことし2月、創業70周年を迎えたが、これまで記念誌をつくったことがない。今回は制作するが、それに先駆けて本書を出版した。著者は、「先輩やOBなどと飲むと、おもしろい話がたくさんある。記念誌には入れられないエピソードなどを集めて残したかった」と狙いを説明する。事実を正確に記録しておく正史も重要だが、付随的な話を収録した外伝はぬくもりを持ち、息づかいが感じられ、読み物として興味深いだけでなく、後進に対し説得力のある教訓にもなる。

2016/03/26

【学生リポート】LCC配慮のデザイン、難しさも実感 「高崎アリーナ」新築現場  前橋工科大・堂代千絵


 群馬県の商都で県内一の人口集積地でもある高崎市。その玄関口のJR東日本および上信電鉄の高崎駅にほど近い、新幹線と在来2線の近接地で「高崎アリーナ」の建設が急ピッチで進んでいる。工事名称は「高崎市新体育館建設工事」。事業主体は高崎市で、設計・監理を山下設計、施工を戸田建設が担当している。全容を現した同施設の建設現場を、前橋工科大学・堤研究室の学生10人が訪ねた。リポーターは堂代千絵さん(4年生)。

【マーケット断面】戸建てが5階建て時代へ ハウスメーカーとゼネコンが市場交錯


 戸建て住宅の中層化に向けた取り組みが活発になってきた。ハウスメーカー各社には5階建て以上の実現で、顧客層の幅を広げる業容拡大の狙いがある。ただ、階高の引き上げはものづくりのあり方も従来と異なり、建設会社との受注競争に発展する可能性も秘めている。都心部を中心に広がる住宅中層化マーケットはどう動こうとしているか。
 写真は5階建てモデルルームが建ち並ぶ東京・高島平の総合住宅展示場。

【素材NOW】マジックテープでも固定可能! 厚さわずか20mmの導光板LED照明 クラレ


 「美術館や博物館をターゲットにしたい」と、クラレ新事業開発本部成形部材事業推進部の平井政至氏は、超薄型の導光板LED(発光ダイオード)照明を指差す。板厚さわずか3mm。埋め込み穴を必要としない簡単施工も売りの1つだ。既に愛媛県の西条中央病院に導入されるなど、導入事例も出始めている。

2016/03/25

【記者座談会】建設職人社会振興議連が「安全・健康確保推進法案」提出へ 業界の反応は?


A 自民、公明両党で構成する議員連盟が、今国会に建設職人を対象にした法案を提出するようだが。
写真は自民、公明両党の国会議員280人が参加している議連の第7回総会で法案を決議、あいさつする二階会長(左)。

【現場最前線】「静岡モデル」の防潮堤整備 独自のCSG統合管理システムで挑む


 浜松市で建設が進む静岡県の防潮堤整備事業は、既存の防災林などをかさ上げ・補強する「静岡モデル」として全国の沿岸域自治体から関心を集めている。この現場で前田建設JVは、CSG製造とCM(コンストラクション・マネジメント)業務を担う。独自のCSG統合管理システム「MAC Links(マック・リンクス)」によって品質を高めているほか、施工を担う地元企業の技術指導やマネジメントも進めた。今月中旬に現地を訪れ、前田建設JVの取り組みを取材した。

【富士山世界遺産C】富士山の魅力を世界へ! 坂茂氏設計のセンター、本格着工


 静岡県が、富士山の保存管理と情報発信の拠点として整備する富士山世界遺産センター(仮称)が本格着工、建築施工の佐藤工業・若杉組JVなどは24日、富士宮市宮町の建設地で安全祈願祭を開いた。設計は坂茂建築設計が担当。富士の自然循環を体感し、その魅力を国内外に発信する施設は、2017年7月の完成を目指す。

2016/03/24

【女性活躍】焦点は「育児との両立」 群馬県の推進フォーラムで国交省・木村課長補佐が講演


 国土交通省土地・建設産業局の木村よし子建設業課課長補佐は、群馬県が開いた女性活躍推進に関するフォーラムの基調講演で「仕事と育児の両立の問題で経営者側、女性側にも壁があり、せめぎ合う形になっている」とし、「こうした課題に対応するためにも企業、現場ごとの地に足の付いた取り組みが今後の大きな課題になる」と強調した。

【大建協】マンガ形式の広報誌第2弾! 『O-WAVE 2016』は入社7年目の現場監督が主人公


 大阪建設業協会(大建協・奥村太加典会長)は、広報誌『O-WAVE 2016』を発刊した。昨年に引き続き若者の入職促進をテーマに据え、マンガ形式の冊子となっている。

【デザイン女子】2016年No.1は大内真理奈さん(東工大)の「木のまちの輪廻」


 大学や短大などで建築やインテリアなどを学んだ女子学生の卒業設計・制作のトップを決める審査会「デザイン女子No.1決定戦 2016 NAGOYA」が22、23の両日、名古屋市昭和区のサーウィンストンホテルであった。デザイン女子ナンバー1に大内真理奈さん(東工大)の「木のまちの輪廻」=写真=が輝いた。

【マンホールサミット】デザインや地域性などの魅力、下水道PRに一役 GKP


 下水道広報プラットホーム(GKP、会長・長岡裕東京都市大教授)は19日、東京都千代田区のメタウォーター本社で「マンホールサミット2016」を開いた=写真。下水道の広報活動の一環だがマンホールの機能紹介にとどまらず、デザインや地域性などマンホール蓋の魅力を発見できる取り組みだ。

2016/03/23

【近畿地整】1400t吊起重機船が巨大ジャケット据付! 大阪港の海洋土木現場を学生ら見学


 近畿地方整備局は20日、国際海上コンテナターミナルの拡張が進む大阪港で、重さ600tの鋼管立体トラス構造体(ジャケット)設置作業を報道陣に公開した。ダイナミックな海洋土木の現場を見てもらい、担い手確保につなげようと京阪神の大学や高等専門学校に通う学生らも見学に訪れた。施工は東洋建設・みらい建設工業・りんかい日産建設JVが担当している。

【i-Con】近畿も連絡会議を設立! 新3K「給与、休暇、希望」への転換目指す


 近畿地方整備局と同局管内の府県政令市、建設業団体などは22日、近畿ブロックi-Construction(アイ・コンストラクション)推進連絡調整会議を設立した。建設現場において生産性を向上させ、魅力ある建設現場づくりを推進し、「きつい、危険、きたない」から「給与、休暇、希望」への転換を目指す。
 写真は2月25日に開催された情報化施工現場見学会の様子。

【由利本荘市】東北屈指のスケール! 総合防災公園アリーナが起工、18年10月オープン目指す


 秋田県由利本荘市が、スポーツ交流および防災の両機能を備えた複合型交流拠点施設として整備する(仮称)由利本荘総合防災公園アリーナの安全祈願祭が18日、同市石脇字田尻野の現地で行われ、佐藤工業・村岡建設工業・長田建設JVの施工で本格着工した。設計は梓設計・アルファ建築コンサルタントJVが担当。2018年10月のオープンを目指す。

【地域建設業】コマツのスマコンを50人で見学! 新未来研究会が建設IoTワーキング


 全国の地域建設業の若手経営者らで組織する地域建設業新未来研究会(CCA)は17日、千葉市のコマツレンタル美浜機械センタで第2回「建設IoTワーキンググループ」を開いた=写真。約50人が参加し、情報化施工への理解を深めた。

2016/03/22

【広島8大学卒業設計展】最優秀に市場靖崇さん(近大)の『都市の船廠』


 広島8大学卒業設計展2016実行委員会(近大、広大、広島工大、広島国際大、広島女学院大、福山大、安田女子大、山口大)主催による同設計展が12日から17日まで、広島市中区の旧日本銀行広島支店で開かれた。ことしも8大学のほか、招待校6校(穴吹デザイン専門学校、岡山理科大、呉高専、島根大、福山市立大、米子高専)の学生の作品82点が出展され、17日に開かれた広島平和記念卒業設計賞の審査会では、最優秀賞に近大工学部建築学科の市場靖崇さんの『都市の船廠・街の力によって建ちあがる新たな建築の造られ方』=写真=が選ばれた。

【大阪ガスビル】83歳のHappy Birthday! 日本建築協会が老舗ビルの歴史と建築PR


 日本建築協会(香西喜八郎会長)は17日、大阪市中央区の大阪ガスビル(登録有形文化財)で創立100周年プレイベント「Happy Birthday dear A building!」を開いた=写真。関係者ら約30人が参加し、完成から83年目を迎えた大阪ガスビルの誕生日を歌とライティングで祝った。

【北陸地整】後世に伝える! 阿賀野川大改修の基準点標石を保存


 北陸地方整備局阿賀野川河川事務所は17日、阿賀野川大改修に伴う基準点標石が発見されたことを受けて、同標石の保存除幕式を新潟市秋葉区の満願寺改修記念公園で開いた。
 式典には同局職員のほか、流域自治体の首長らが出席した。
 写真は北陸地方整備局阿賀野川河川事務所『阿賀野川改修工事土木遺産 基準点標石 阿賀野川直轄改修着工から100年』より。

【隈研吾】こんどは日本平の山頂シンボル施設! 3層の八角形木組みブリッ ジを提案


 静岡県は公募型プロポーザルで選定中だった日本平山頂シンボル施設建築工事設計業務の最優秀者に隈研吾建築都市設計事務所を特定した。3つの展望庭園と3層の八角形の木組みブリッジ・展望施設の整備などを提案した。5100万円(税込み)を限度に月内に契約する予定だ。
 画像は提案イメージ(提供:隈研吾建築都市設計事務所)

2016/03/21

【学生建築賞】千葉県建築学生賞、NAF中部卒業設計展、デザインレビュー2016、JIA新潟・大学卒業設計コンの結果発表!

■千葉県建築学生賞 大学生最優秀に中西芳樹さん(千葉大)の「赤山地下壕改築計画」

 千葉県建築学生賞協議会(安達文宏会長)は、展示会「第28回千葉県建築学生賞」を千葉市中央区のきぼーるで11日から13日まで開いた。県内の建築系の大学や高校など計8校24作品が出展した。12日に審査委員らによる公開審査を行い、大学生の部の最優秀賞は千葉大の中西芳樹さん=写真=を選んだ。13日に表彰した。

2016/03/20

【建築学会・公開討論】“人の暮らし”からまちづくりを 災害復興を「想定外」にしない建築家の役割とは


 巨大災害リスクにいかに立ち向かうのか--。東日本大震災から5年が経過し、復興の課題と成果が少しずつ明らかになっている。大規模災害が発生した時に、建築の専門家は土地利用や住まいの再生にどのような役割を果たすことができるのか。これまで多くの議論が費やされてきたが、そこから得られる示唆は多い。日本建築学会が12日に開いた東日本大震災5周年シンポジウム「専門的知見はどこまで生かすことが出来たか」では、建築の専門家から復興に十分貢献できなかったことへの反省の声が相次いだ。復興に際して、どのような役割があり、それを果たすために何をすべきだったのかを追ってみる。

【スウェーデン大使館】森林テーマのイベント開催中! 日瑞の学生設計コンペも


 スウェーデン大使館(東京都港区)は、7日から20日にかけて、同大使館内で森林をテーマとするイベント「Treasures of Forest~森のタカラ、未来のチカラ」を開いている。9日に木造建築シンポジウムを開き、スウェーデンと日本の木造建築の先進事例を紹介したほか、学生設計コンペの授賞式を行い、両国の学生の優秀作品を発表した。写真は日本側の最優秀賞作品『The Proliferating hut“拡散する屋根”~人生をダイナミックに想起させる装置』。

2016/03/19

【現場最前線】避難指示解除までに復旧目指せ! 福島県・常磐線室原川橋りょう工事


 東鉄工業は、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、震災5年後も不通区間の常磐線竜田~原ノ町間のうち、浪江(福島県浪江町)~小高(南相馬市)間に位置する全長108mの室原川橋りょうの復旧工事を進めている。東日本旅客鉄道水戸支社が発注、現場周辺の避難指示解除が予定されている2017年春の運転再開を目指して工事を急ぐ。現場は浪江駅から北に約1.1㎞にあり、いまも居住制限区域または避難指示解除準備区域に指定されている。地域住民の避難生活が続く中、早期帰還に向けた重要な社会インフラの復旧への期待は大きい。

【東北建築賞】一般部門3作品、小規模部門2作品を選出 6/18「みちのくの風2016」で表彰


 日本建築学会東北支部(源栄正人支部長)の主催による2015年度東北建築賞の受賞作品が決まった。作品賞は一般部門が『二本松市立とうわこども園』=写真=『庄内町ギャラリー温泉町湯』『塩竈市杉村惇美術館』の3作品、小規模部門は『富谷ファミリーメンタルクリニック』『i-HOUSE』の2作品が選ばれた。また、「建築系インターンシップの満足度評価」の小地沢将之仙台高専建築デザイン学科准教授が研究奨励賞となった。6月18日に仙台市青葉区の東北大学青葉山キャンパスで開く「みちのくの風2016」にあわせて表彰する。

【ライカジオS】写真と実測が1度で完了! スマホ連携のレーザー距離計「Leica DISTO D2」


 ライカジオシステムズは5月中旬から、スマートフォンやタブレットと連携できるレーザー距離計を発売する。スマートフォンで撮影した現場内の写真に、手書きで計測場所を描き、その部分をレーザー計測すると測定値が転送されて、写真に直接メモ書きされる仕組み。同社では、「アプリを使って働き方を変えてほしい」と話している。

2016/03/18

【富山士会】建築職人のあり方とは? 技能・技術をつなぐ『建築職人アーカイブ』発刊!


 富山県建築士会(中野健司会長)は、県内の建築技能の継承や生産システムの変遷などを建築職人へのインタビューを軸に編集した書籍『建築職人アーカイブ』を発刊したのを記念して16日、富山市内でシンポジウムを開いた。職人や建築家などが「職人技術のゆくえ」をテーマにパネルディスカッションした=写真。

【岩崎フェア】i-con対応! ドローン測量実演も 4/14、15@札幌


 岩崎(古口聡社長)は4月14、15の両日、札幌市白石区の札幌コンベンションセンターで「第49回岩崎トータルソリューションフェア2016」を開催する。テーマは「インフラマネジメントにおける最先端技術の集結、創造し続ける建設業界を目指して」。今回はi-Construction(アイ・コンストラクション)への対応を視野に、ドローンなどのUAV(小型無人航空機)最新機種の実演・展示やMMS(移動体計測システム)の紹介を始め、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)における最適な3次元計測や現場に対応する最適な情報化施工の活用など最先端のインフラマネジメント技術を紹介する。

【東京農工大】「グローバル・アカデミー」の最終報告会 池上彰氏らが提言を議論! 3/24


 東京農工大は24日、東京都府中市の府中の森芸術劇場ふるさとホールで、清水建設など3社の協力を得て実施した理工系グローバルプロフェッショナル育成のためのプログラム「グローバル・アカデミー」の最終成果報告会とパネルディスカッションを開く。

2016/03/17

【花園ラグビー場】ワールドカップに向け大規模改修へ! 16年度内着工を目指す


 大阪府東大阪市は花園ラグビー場整備で、2016年度内の着工を目指している。国土交通省の社会資本整備総合交付金を始めとする補助金活用を検討している。この手続きと交付決定によってスケジュールは流動的となっているが、現時点では16年度後半の入札公告と、同年度末までの着工を目指している。画像は整備イメージ。

【ガーデンテラス紀尾井町】商業ゾーン第I期の開業は5/10! 名称は「紀尾井テラス」に


 西武ホールディングスの連結子会社・西武プロパティーズは、東京都千代田区で進めている「東京ガーデンテラス紀尾井町(グランドプリンスホテル赤坂跡地開発計画)」の商業ゾーン第I期開業日を5月10日に決定した。第II期は7月の開業を予定している。画像は完成イメージ。

【戸田建設】福島産品を買って応援! 復興祈念の「ふくしまマルシェ」、大盛況


 戸田建設の管理本部広報・CSR部と総務部が主催する東日本大震災復興祈念「ふくしまマルシェ」が16日、東京都中央区のTODAビル新館1階エントランスホールで開かれた=写真。

2016/03/16

【BIM】ライノセラス→レビットの変換を自動処理! 日本設計がコンバータ「+ant sat」開発


 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を軸としたワークフローの確立に乗り出す日本設計が、着々とシステム環境を整えている。建築設計群主任技師の吉田秀樹氏は「これまで手入力で対応せざるを得なかった情報の変換ロスを解消できた効果は大きい」と手応えを口にする。これはBIMに取り組む設計者共通の課題でもある。日本設計の試みにスポットを当てた。

【実技体験研修】京葉工高生がクレーン運転に挑戦! 千葉県クレーン建設重機協組


 千葉県クレーン建設重機協同組合(佐藤浩昭理事長)は15日、千葉市稲毛区の京葉工業高校でクレーン運転実技体験研修を開いた。建設科2年生35人が講師からクレーンについて学んだ後、運転を体験した=写真。

【経済産業省】次世代に知ってほしい!社会に役立つ日本の技術 ものづくり展@科博


 経済産業省が主催する「ものづくり展 MONODZUKURI EXHIBISION」が15日、東京都台東区の国立科学博物館日本館で開幕した。第6回ものづくり日本大賞受賞者とその優れた技術を広く伝えることが目的。会期は4月3日まで。開幕に先立って14日にはプレス内覧会を開き、経産省製造産業局の小林洋司審議官、国立科学博物館の林良博館長、展示会の監修を務めた鈴木一義国立科学博物館産業技術史資料情報センター長らがテープカットを行った。