2016/02/10

【カナリヤ通信】WLB 毎日を乗切る生活でも資格の勉強も 前田建設技術研究所・須江まゆさん


 入社9年目で、土木系の環境分野を専門に現場支援、技術開発、研究を行っています。3年前に10カ月の育児休業期間を経て2歳半の子を育児中です。その中でやりがいある仕事ができるのは、上司や先輩、後輩、そして家族の支えがすべてと言えます。とても恵まれた環境です。

 大学は農学系ですが、初任地は土木現場。戸惑いましたが、毎日汗と泥にまみれがむしゃらに現場を走り回った経験がいまの基盤です。現在は研究所に所属し新技術を生み出し、未知のことを明らかにできるので毎日がワクワクの連続です。大学や他企業との共同研究を通じていろいろな方と出会えるのも魅力です。

 子どもは生後8カ月から保育園に入りました。一緒にいる時間が短い分、子どもに向き合える時は 全力です。また、家庭での時間を極力長くするため勤務地近くに住んでいます。特に先月は休日出勤もあり、仕事と私生活の比率は9対1でしたが、出張や残業の時も含め、幸いにも夫が当然のように家事・育児を分担してくれます。今後、男性も家事・育児をするのが当然という風土を根付かせることが、皆のワークライフバランスの向上につながると思います。
 仕事と育児の両立というより、なんとか毎日を乗り切っている生活ですが、資格や学位のため勉強を少しずつ進め、キャリアアップしたいと思っています。先輩方が築いてくださった仕事と育児の両立という道を、より多くの方がスムーズに歩めるように一歩一歩踏み固めていけたらと思います。
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