2016/01/06

【社名変更】テクラが「トリンブル・ソリューションズ」に DBOの強固な連携目指す


 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト『Tekla Structures』を提供するテクラの日本法人であるテクラ(宮本信太郎社長、東京ヘッドオフィス・東京都品川区)は1日付で、社名を「株式会社トリンブル・ソリューションズ」に変更した。画像はテクラを活用したソチ・オリンピックスタジアム。

 同社は2011年に大手測量機器メーカーである米国トリンブル社のグループの一員となり、建築向けソリューションの中核を担ってきた。トリンブルグループ内のコラボレーションをさらに進化させることが社名変更の狙い。トリンブル社ストラクチャー部門のゼネラルマネージャーを務めるリスト・ラティ氏は「グループの幅広いDBO(設計・建設・ライフサイクル)ソリューションのポートフォリオをより強固に連携させることで建設業界に貢献したい」と説明する。
 社名変更後も引き続き経営のかじを取る宮本社長は「新たなブランドのもとで活動する緊張感と同時に、革新的な製品、技術、運用を提案できるという興奮も感じている」と強調。トリンブルブランドがデジタル技術と高精度の計測技術を融合した新たな製品を日本市場へと加速的に導入する中で「建築、土木、インフラなど広範囲な建設分野をデジタル情報でつなぎ、難易度の高い設計内容を適正な工期、コストで実現する」と手応えを口にする。
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