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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2015/09/30

【日本道路】子ども時代に野外体験 自然に親しむ次世代育成へ「森の探検隊」開始!


 長年にわたって全国各地で自然保護や環境保全など、さまざまな社会貢献活動を展開してきた日本道路は、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、2015年度から「次世代の育成」に主眼を置いた子ども向け野外体験活動、「森の探検隊」を始めた。広島県で唯一、日本の棚田百選に選ばれている井仁棚田(安芸太田町)を体験活動の場として提供し、子ども時代にしか身に付けることができない自然への気付きや感性を育む。今後は、より内容を充実させた次世代育成の取り組みを全国に拡大していく考えだ。

【募集】「国土をつくる人写真展」作品募集! テーマは「建設業に携わる若者」 1/31まで


 中部5県(長野、岐阜、静岡、愛知、三重)の建設業若手経営者で構成する中部建設青年会議(大矢伸明会長)は、第4回「国土をつくる人写真展」の作品を募集する。募集期間は10月1日から2016年1月31日まで。16年2月中旬に審査し、中部地方整備局長賞などの入賞作品8点を選ぶ。同年3月初旬に表彰式を開く予定だ。写真は「建設業に関わる女性」がテーマだった前回の中部地方整備局長賞受賞作品。

【北海道】「試される大地」に続く新キャッチフレーズ募集! 11/13まで


 北海道は、本道の魅力を伝える新しいキャッチフレーズを募集している。北海道新幹線開業や冬季五輪など、国内外からの注目を集める話題が控えていることから、魅力発信に向けて各種イベントや印刷物で使用する。

2015/09/29

【九州地整】福岡県と女性技術職員が合同見学会 モチベーションアップ!


 九州地方整備局と福岡県の女性技術職員による合同の現場見学会が25日に開かれた。女性技術職員が携わっているそれぞれの発注工事を対象とし、見学後に意見交換した。参加者にとって交流やスキルアップにつながる良い機会となった。

【TETSU-1 GRAND PRIX】最強鉄筋工決定戦!! 富士教育訓練センターで10/17開催


 鉄筋の取り付けの技能を競う初めての全国大会が開催される。全国鉄筋工事業協会(内山聖会長)は10月17日、国土交通省、建設業振興基金、建設産業専門団体連合会、全国建設産業教育訓練協会などの後援を得て、第1回全国鉄筋技能大会「TETSU-1GRAND PRIX」を静岡県富士宮市の富士教育訓練センターで開く。全鉄筋参加の34組合から選抜された精鋭34人が富士の裾野に集い、日ごろ培ってきた技能を競う。上位入賞者には国土交通大臣賞や国土交通省土地・建設産業局長賞が授与される。

【全国青年技能競技大会】金賞は村林成一さん(三重県)、けんせつ小町特別賞に門馬菜々さん(長野県)


 全国建設労働組合総連合(全建総連、三浦一男中央執行委員長)は22日から24日まで長野県松本市で「第31回全国青年技能競技大会」を開き、三重県建設労働組合の村林成一さん=写真=が金賞(厚生労働大臣賞、国土交通大臣賞、長野県知事賞、松本市長賞)に輝いた。特別賞の1つとして今回、初めて創設された「けんせつ小町特別賞」は、長野県建設労働組合連合会の門馬菜々さんが受賞した。

2015/09/28

【現場最前線】深さ69m! 外環東名JCTに大深度トンネル立坑完成、シールド機発進へ


 国土交通省関東地方整備局、東日本高速道路関東支社、中日本高速道路東京支社が進める東京外かく環状道路事業の東名ジャンクション(JCT)(仮称)で本線シールド機を発進する、深さ約70mの大深度地下のトンネル立坑工事が完成した。25日、東京都世田谷区の現地で報道関係者を対象とした見学会が開かれた。立坑工事は中日本高速道路東京支社が発注し、施工は清水建設・熊谷組JVが担当する。今後は2015年度中のシールド機組み立てを目指しており、16年度にトンネル掘進工事に着手する見通しだ。

【上方左官まつり】左官の技を知って! 親子連れが泥だんごやかまどつくりを体験


 大阪府左官工業組合(邑智保則理事長)は20、21の両日、大阪市港区のオーク200で上方左官まつりを開いた=写真。一般の親子連れが多数訪れ、真剣な表情で泥だんごづくりなどに挑戦した。

【宮城建協】地域を守る! 東日本豪雨で会員企業153社から1629人が出動


 宮城県建設業協会(佐藤博俊会長)は、台風18号などに伴う東日本豪雨災害への初動対応状況をまとめた。それによると、会員企業延べ153社が国と県、市町村との災害協定に基づき、延べ1629人を出動させた。重機はバックホウやダンプトラックなど、延べ819台で対応に当たった。写真は国道48号線の法面崩落対応の様子。

【みやぎ復興住宅推進会】妹島和世氏が「新しいまちづくり」テーマに講演 宮城県庁で10/21


 みやぎ復興住宅整備推進会議と宮城県は10月21日、県庁講堂でみやぎ復興住宅フォーラムを開く。

2015/09/27

【首都高速】見沼たんぼ首都高ビオトープで「かい掘り」 キツネもホオジロも住んでいます


 首都高速道路会社は、さいたま市見沼区の高速埼玉新都心線高架下に整備した「見沼たんぼ首都高ビオトープ」で初となる「かい掘り」を実施した=写真。土壌環境や水質の改善のため、池沼の水を抜いて天日干しするもので、東京環境工科専門学校の1年生ら約40人が参加。水を抜いた池沼では在来種保護のため、アメリカザリガニなどの外来水生動物を捕獲したほか、粗朶(そだ)を積み上げてカミキリムシなどの昆虫のすみかとなるエコスタックを設置した。

【名工建設】清須市立第一幼稚園児ら100人が測量体験! 県警と合同でイベント


 名工建設は24日、愛知県清須市の枇杷島社屋で幼稚園児らを対象に交通安全指導と測量器具体験を開催した。愛知県警西枇杷島署と合同で実施。市立第一幼稚園に通園する園児約50人と保護者ら合わせて約100人が参加した。

2015/09/26

【国土強靱化】構造物から都市まで「災害被害を前提とした設計」を考える 埼玉大・齊藤正人教授


 倒壊しない建築はあり得ない--埼玉大学大学院理工学研究科で地震工学を研究する齊藤正人教授=写真=は、「絶対にないことはない」という不確実性を前提としたレジリエント構造の必要性を強調する。「ゲリラ豪雨や地震など、いつか来ると分かっていながら対応が後手に回っている災害は多い」とし、倒壊や浸水といった災害被害を前提とした設計「プログラマブル・ストラクチャー」が必要と語る。

【アルカシア】日本で研修! 奨学金獲得のプロポーザル受賞者3人がJIAでプレゼン


 アルカシア(アジア建築家評議会、ARCASIA)は、アジア圏のスカラシッププログラムとして、加盟国の40歳以下の若手建築家を対象にしたプロポーザル「アルカシア・トラベル・プライズ」の第1回を実施した。テーマは「鉄鋼技術を使ったアジアの伝統建築『過去と未来を橋渡しする』」。今回は日本へのトラベルスカラシッププログラムとして行われ、プロポーザル受賞者3人が来日し、日本建築家協会(JIA)で受賞提案をプレゼンテーションし、それぞれ1-2週間ほど滞在してテーマについて研さんを積んだ。最終成果は11月のアルカシア・フォーラム18(タイ・アユタヤ)で報告される。写真はJIAでの歓迎レセプション。

2015/09/25

【記者座談会】専門家と市民との連携が課題に 土木学会、建築学会の全国大会


A 16日から18日まで土木学会の2015年度全国大会が岡山市で開かれたが、特徴は。
B 今回は、「新たなる第一歩」がテーマの副題になっていたように、講演などでは、土木学会101年目として次の100年への第一歩を意識した発言が多かった。主テーマである「地域とともに確かな未来を築く土木技術」というのは、廣瀬典昭会長が基調講演で示した「市民とともに行動する土木技術者」という姿を象徴するテーマだった。

【常総市水害】日ごとに変わる、工程表のない作業…地域に根ざす茨城建協の奮闘


 関東・東北豪雨に伴い、10日に発生した鬼怒川堤防の決壊・越流などで大きな被害が出た茨城県常総市。国土交通省などの24時間態勢による排水作業などで、宅地や公共施設などの浸水が解消されたものの、その傷跡は大きく、市内各所で泥やゴミの撤去、道路清掃などの作業などが進められている。地域建設業の要として、復旧対応を担う茨城県建設業協会常総支部(新井淳一支部長)会員企業は最前線で奮闘している。写真は常総市三坂町の土砂撤去の様子。

【MetaMoJi】専門用語1万1000語が変換候補で簡単入力! 手書き入力アプリ「建設mazec」


 MetaMoJi(本社・東京都港区、浮川和宣社長)は、建設現場で使われる専門用語1万語以上を収録した手書き入力アプリ「建設mazec」の販売を開始した。建材名や工法名などの建設用語をiPadやiPhone上で簡単に手書き入力できる。年額利用料金は1ライセンス4000円(税別)から。

2015/09/24

【復興特別版】室浜トンネル、3カ月で貫通! 県道吉里吉里釜石線は17年度開通予定


 震災の津波により避難路が浸水したため、長期間にわたり孤立化した岩手県釜石市室浜地区。この室浜地区から同市片岸地区で国道45号にアクセスする県道吉里吉里釜石線の改良工事の一環として、県が整備を進めている室浜トンネルが待望の貫通を迎え、16日に現地で式典が開かれた。施工はピーエス三菱・近江建設JV。今後、覆工コンクリートや舗装工事などを進め、2016年3月の完成を目指す。写真は、貫通点で万歳三唱する森島修ピーエス三菱東北支店長(右から2人目)ら。

【関東・東北豪雨】東京都水道局が復旧支援の職員派遣 常総市の水道施設へ


 東京都水道局は18日、台風18号などによる豪雨で甚大な被害を受けた茨城県常総市の水道施設の復旧支援に向けて、同局職員9人を派遣、24日まで相野谷浄水場の監視制御設備や水道管路などの応急復旧・本格復旧に向けた調査を実施する=写真。

【横須賀建築探偵団】湘南邸園文化祭で茅葺民家『万代会館』を学ぶイベント 10/3


 横須賀建築探偵団は10月3日、第10回湘南邸園文化祭の1事業として、神奈川県横須賀市の万代会館で「横須賀の茅葺民家『万代会館』を伝える」を開く。午前10時に開演し、建物見学や講演会「横須賀の近代化と住まい」、お抹茶席、琴演奏、寄席などを実施する。

2015/09/23

【けんせつ小町】好評だった女子小中生向け現場見学会 女性担い手確保に期待


 日本建設業連合会(中村満義会長)は、夏休み中の女子小中学生を対象に、女性職員や女性作業員が働く現場で「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。7月24日の「(仮称)芝浦工業大学附属豊洲中学高等学校建設工事」を皮切りに、全国13カ所延べ210人の女子小中学生が参加する大イベントとなった。日建連ではこれまで、多数の現場見学会を開催してきたが、女子小中学生を対象とするのは初めて。

【野原産業】三宅島のおもてなし! スマホに情報送る案内板を設置、いずれは東京五輪で 



 東京の三宅島では、観光客がスマートフォンを片手に散策する姿が目立つようになった。観光案内板は島内に6つ。そこに近づくと、スマホに地図データや案内情報が自動で送られる。野原産業と東京都三宅村が共同で6月からスタートさせた試みだ。観光客をもてなす仕掛けとして、村の期待は大きい。野原産業にとっても、新たなビジネスチャンスの糸口として、このプロジェクトにかける思いは強い。

【シーテック】故障復旧・現場技術訓練 変電、送電、水力、地中線各部門の計76人参加


 シーテック(名古屋市瑞穂区、松山彰社長)は3日、名古屋市港区の大江分室構内で電力本部部門別故障復旧・現場技術訓練を実施した。中部電力の関係者ら約170人が見学する中、変電、送電、水力、地中線各部門の計76人が復旧作業に取り組んだ。

【川本建築設計事務所】地産地消の木造2階耐火で幼稚園舎 省エネ・コスト減も


 川本建築設計事務所(広島県廿日市市、八納啓造社長)は、広島県府中町のりゅうせん幼稚園で、園舎では全国的にも珍しい木造2階建ての耐火建築物を実現した。建設資材の高騰が続く中、地産地消の木造の採用に注目が集まっている。

2015/09/22

【現場見学会】日建連関西・会員が神戸港の大型浚渫工事見学 大建協・都島工高生60人が水処理施設で学ぶ


 日本建設業連合会関西支部の海洋工事技術委員会(井上修委員長)は14日、支部会員を対象とした海洋工事現場見学会を開いた。近畿地方整備局が六甲アイランド地区(神戸市東灘区)沖合で進めている「神戸港六甲アイランド地区航路・泊地(マイナス16m)浚渫工事」の現場を訪れた。施工は五洋建設・あおみ建設・りんかい日産建設JV(1工区)と、東洋建設・若築建設・みらい建設工業JV(2工区)が担当している。

【富山建協】冊子とDVDで建設業の魅力発信 小学生、中高生向け2種を配布


 富山県建設業協会(近藤駿明会長)は、担い手の確保・育成の一環として、児童や生徒を対象とするリーフレットとDVDを作成した。

【丸運建設】舗装前の新潟市・臼井橋工事現場でお絵かき! 豪雨災害伝える体験学習


 丸運建設(本社新潟市、小田等社長)は7日、新潟市から受注した一般国道460号臼井橋舗装工事の現場で、小合小学校の3、4年生23人を対象とした体験学習を開いた。今回は社会資本の役割を伝えるたほか、舗装面でのお絵かきを実施。小雨がぱらつくあいにくの天候ながらも、子どもならではの感性が黒一色のアスファルトに花を添えていた=写真。

【本】魅惑の地下空間案内書、見学可能施設紹介も充実! 『地下をゆく』


 地下といえば地下街や地下鉄が一般的だが、そのほかにもあまり知られていない地下の世界を取り上げている。埼玉県春日部市にある国土交通省の首都圏外郭放水路は、「地下のパルテノン神殿」とも呼ばれ、洪水を防ぐための調整槽とは思えない魅力的な空間だ。

2015/09/21

【奥田建設】ラテン音楽で陽気に! 仙台市で復興支援コンサート


 奥田建設(本社・仙台市、奥田智社長)の主催による復興支援ビッグバンド・ラテン・コンサートが7日、仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城で開かれた=写真。

【新菱冷熱工業】父母の仕事知り、夏休みの自由研究を! 子ども参観日に総勢93人参加


 新菱冷熱工業は、社員の家族に両親の仕事ぶりを知ってもらうイベント「子ども参観日」を開いた=写真。全国から小中学生を中心に48人とその親の総勢93人が参加し、氷蓄熱システムの体験や塩ビパイプの組み立て、水素の発生などに取り組んだ。

【素材NOW】厚さ0.8mmで鋼材のサビ防止! 劣化しやすいところにだけ貼れるチタン箔シート


 「厚さ0.8mmのシートの威力をもっと知ってもらいたい」と話すのは新日鉄住金チタン・特殊ステンレス営業部チタン第三室の定榮弘三主幹だ。シートは厚さ0.1mmのチタン箔(はく)に粘着加工を施したもの。鋼橋の劣化しやすい部分に貼り付け、その上から塗装するだけで耐食性を大幅に向上できる。最近では、新潟大橋に試行導入した。

【水と土の芸術祭2015】新潟市内の「潟」テーマに土木と人の関係を紹介

新潟市内で、「水と土の芸術祭2015」が開催されている。「水と土」とは、新潟での河川土木の歴史を象徴する言葉だ。信濃川など恵み深き大河は、しばしば暴れ氾らんした。そのたびに先人たちは水や泥土と必死に闘ってきた。地方創生の機運が高まる今、芸術祭では建築などのアートを通じ、生命と財産を守り地域の発展を支えてきたインフラ整備の重要性や新潟の風土の素晴らしさを改めて伝えており、同時に土木と人の関係を見つめ直すきっかけにもなっている(敬称略)。写真はドットアーキテクツの「潟の浮橋」。

2015/09/20

【技術裏表】公共施設に富山スギ化粧パネルで地域材活用 大建工業


 大建工業が、富山県農林水産総合技術センター木材研究所と進めてきた富山県産スギ活用の共同研究が着々と成果を上げている。ことし3月に開業した北陸新幹線では黒部宇奈月温泉駅や富山駅の壁材に採用されたほか、県内の市役所や小学校にも導入され、公共施設への採用に勢いが増す。同社井波工場の新田健課長は「富山の実績を足がかりに、他県での地域材活用にも弾みが出てきた」と手応えを口にする。

【けんちくのチカラ】「からくり空間」が気づかせた行為と無為 振付家・遠田誠さんと吉祥寺シアター

2006年9月に東京都武蔵野市の「吉祥寺シアター」で上演されたダンスパフォーマンス『事情地域』は、振付家の遠田誠さんにとって、創作活動の大きな節目となる作品だった。1960年代の芸術活動「ハイレッド・センター」を本などで知って強い影響を受け、表現行為を劇場から社会に「浸食」させるため、空間の内と外の境界線上でさまざまなパフォーマンスを演じてきた。そんな矢先に「吉祥寺シアター」という内部空間に「呼び戻され」、何を演じたらいいものかと誰もいない客席で数時間じっとステージを見ていた。すると、思いがけない出来事が起こり、演目の構想が浮かんだ。それは遠田さんの感性のなせる技であるが、吉祥寺シアターの設計思想である「からくり空間」とも焦点が一致した。
 吉祥寺シアターで演じた2006年ごろは、劇場公演に飽きたらず、まちの至るところに「出没」してパフォーマンスを繰り広げることが多くなっていた。

【岩田産業】歩行者も作業者も安全に! マンホール昇降用安全柵『孔柵くん』


 千葉県内を中心にプラント設備の工事やメンテナンスなどを手掛ける岩田産業(千葉市稲毛区、岩田晋代表取締役)が開発したマンホール昇降用安全柵『孔柵(こうさく)くん』。設置することで周囲からの視認性が高まり、安全帯も取り付けられるなど、マンホール作業の安全性が飛躍的に向上する。県水道局を皮切りに普及が拡大し始めている。

【建設教室・2020以降の建設学】パラリンピックを機に総合的受入体制確立 山下PMC川原社長


 医療・介護関連の施設計画がなかなか進められずに苦戦している話を最近よく耳にする。もともとこれらの施設から得られる収入は認可制度等で固定的に定まってしまうので、かけられる建設費も収支を成り立たせるための額に自ずと決まってくる。それに特別な事業的工夫の余地も限られている。そこに来て昨今の建設費の高騰である。前に進めたくても進められなくなるのも当然だ。なので今どうしてもつくらなければならない場合を除き、計画を先送りにするケースが増えているのである。この状況は2020年あたりまで続くと予想されている。だからと言って、これらの施設が不要という訳ではない。むしろ、これから未来に向けて最も必要な部類の施設であることに誰も異論はないだろう。

2015/09/19

【漆喰協会】漆喰仕上げ建築の作品賞に姫路城、東京駅舎など21作品 


 日本漆喰協会(行平信義会長)は15日、漆喰仕上げの建築作品を意匠性の観点から表彰する第10回作品賞を発表した。姫路城大天守保存修理=写真=や東京駅丸の内駅舎保存復原など21作品が選ばれた。応募作品は36件。受賞者は10月29日に仙台市のホテルモントレ仙台で開かれる協会総会で表彰される。

【建築学会】パワーアシストスーツは作業員不足時代の救世主になるか?


 ゼネコンが現場で実証作業を進めるなど、建設業の労働力不足を解消する手段のひとつとして注目を集めるパワーアシストスーツ(PAS)。神奈川県平塚市の東海大湘南キャンパスで開かれた日本建築学会大会(4-6日開催)では、5日に材料施工委員会が「PASは建設作業の作業員不足時代の救世主になるのか?」をテーマにパネルディスカッションを実施し、技術開発の方向性を再確認した。現状では安全性や費用対効果に課題があるものの、パネリストからは「現場での改良努力を続ければ救世主となり得る」などの意見が出され、将来的には生産性向上の切り札になり得るという認識で一致した。写真はアクティブリンクが9月1日から販売開始したアシストスーツの実演。

【google×三菱地所】2030年・都市の未来像とは テラー氏(グーグルX)と隈研吾氏が講演


 グーグル社と三菱地所は11日、東京都千代田区の大手町フィナンシャルシティで「『2030年の都市の未来像を語る』シンポジウム~テクノロジーを活用した魅力ある街・社会のデザインとは」を開いた=写真。シンポジウムでは、米グーグル社の研究開発部門「グーグルX」統括で、自動運転車などの開発を手がけるアストロ・テラー氏が基調講演、東大教授で建築家の隈研吾氏が特別講演をそれぞれ行い、都市の未来像を探った。

【現場から】地中梁の後施工で創意工夫 信越線新潟駅の高架化工事

地上を走行する在来線を新幹線と同じ約16mの高さまで高架化する一大プロジェクト「信越線新潟駅付近高架化駅東工区2」が2018年度の暫定開業に向けて急ピッチで進められている。施工を担当する鉄建・前田建設・東亜建設工業・加賀田組JVは、列車や利用客が往来し、工事用通路が2カ所に限定されるといった環境下で、綿密な施工計画による安全で高品質な施工を実現。厳しい工期に対応するため、地中梁を後施工にするなどの創意と工夫を随所に取り入れながら施工の効率化も図っている。

2台のトラベラークレーン

 鉄建JVが担当する工事は、事業主体の新潟市と発注者の東日本旅客鉄道(JR東日本)が連携して進める新潟駅付近連続立体交差事業の一部。新潟駅を中心に東西約2.5㎞を高架化する連立事業のうち、新潟駅の東側を含む約394m区間の在来線を高架化する中核的な工事だ。
 現在の進捗率は約60%で、新幹線側の先行高架橋が一部を残して上層階まで立ち上がっている。限られた敷地の有効利用と駅利用者の安全確保、作業の効率化を図るため、先行高架橋の上層階には2台のトラベラークレーンを設置し、隣接する高架橋の構築を進めている。
 東西に細長い現場には、駅の東側と中央の2カ所しか工事用通路がない。中央の通路を利用する場合、工事用車両は駅南口のバスロータリーを必ず通過しなければならず、西嶋武憲所長(鉄建関越支店)は、「2分半に1台の割合で発着するバスの合間を縫って工事用車両を通過させるため、警察やバス会社と綿密な協議が必要になる」と説明する。



通勤・通学時のボトルネック

 バスの発着がピークに達する朝夕の通勤・通学時間帯には、工事用車両を通過させることができないため、生コンクリートの打設量は1日当たり350-400m3に制限されてしまう。作業効率的には厳しい状況だが、正月や5月の大型連休、お盆の輸送繁忙期にも工事が進められるよう発注者の理解を得るなどして工程を確保している。
 冬季のコンクリート打設に当たっては、仮設屋根を設置して品質を確保したほか、露出した鉄筋部分には防錆剤を塗布するという徹底ぶりで、品質面にも細心の注意を払っている。
 工期短縮の取り組みでは、地中梁の設置を後工程に回すなどの工夫を取り入れている。高架橋上部の施工を先行実施することで、軌道工事など次の作業に早く着手できるよう配慮している。
 また、高架橋の杭打設の一部には、JR東日本と鉄建、東亜利根ボーリングが共同開発した「孔壁防護併用場所打ち杭工法」を採用し、安全、円滑な作業を実現した。同工法の採用はJR千葉駅改良工事に続き2例目となるが、導入に当たっては現場条件に合わせて改良を加えた。
 現場ではJVの職員24人と作業員約150人が作業を進める。西嶋所長は特にあいさつを重視し、現場の結束を強めている。「雰囲気の良い現場は事故も起こらない」という言葉どおり、現在延べ85万時間の無事故を達成しており、「これを1時間でも長く伸ばしていきたい」と気を引き締める。

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

2015/09/18

【記者座談会】「できることから動いた!」 関東・東北豪雨災害復旧で活躍する地域建設業

A 台風17、18号による記録的な豪雨が関東、東北を襲い、10日には一級河川の鬼怒川が決壊し、甚大な被害が出た。

【復興特別版】808mの釜石道路・定内トンネル掘削開始! 釜石に活気を取り戻せ


 東北地方整備局が、東日本大震災の復興リーディングプロジェクトとして整備を進めている釜石花巻道路「釜石道路」の主要構造物となる定内(さだない)トンネルの掘削が16日、大林組の施工で本格的に始まった。2016年5月の貫通を目指す。

【洋光台北団地コンペ】集会所再整備アイデア募集! 審査に隈研吾氏ら 事前応募登録12/10まで


 都市再生機構東日本賃貸住宅本部は、「団地の未来プロジェクト」の一環として、建築家の隈研吾氏を審査委員長に迎え、建築アイデアコンペを実施する。横浜市磯子区の洋光台北団地で「集まって住む未来」をコンセプトに、シンボル的存在である集会所の再整備案を求める。事前応募登録は12月10日まで受け付ける。2016年4月の公開プレゼンテーションなどを経て6月に結果を公表する。写真は集会所全景。

【千葉県建築文化賞】県内で10年4月-15年3月末に完成した建築、建築群募集 9/25まで


 千葉県県土整備部は、第22回(2015年度)千葉県建築文化賞の作品を募集する。応募用紙は25日まで都市整備局建築指導課で受け付ける。一般建築物と住宅の2部門で、自薦、他薦は問わない。両部門で計9作品を最優秀賞、優秀賞、入賞に選定し、16年3月に表彰する。

【夢けんせつフォト】グランプリは「融雪配管工事」(山田祐市氏)、「焼ける大橋」(杉立好正氏)の2点に


滋賀県建設業協会(本庄浩二会長)は、第21回夢けんせつフォトコンテストの審査結果を公表した。グランプリは山田祐市さん(滋賀県)の「融雪配管工事」=写真、杉立好正さん(同)の「焼ける大橋」の2点が選ばれた。11月8日に開催する滋賀けんせつみらいフェスタの席上で表彰する。

2015/09/17

【設計事務所インターン】日本の設計学ぶ若手外国人たち 受け入れ側にも変化



 明治時代の日本に近代建築がお雇い外国人の手によってもたらされて以来、数多くの日本人建築家や技術者が海外から最先端の知識や技術を学んできた。時代は移り、近年では建築設計事務所の海外展開が拡大するのに伴って日本の建築設計事務所で働く外国人技術者やインターン生が増加し、設計事務所内部でも急激なグローバル化が進んでいる。日本で学ぶ若手技術者が期待するものとは何か。そして日本人スタッフの受ける影響とは。今夏、海外から技術者とインターン生を受け入れた3つの建築設計事務所に聞いた。

【現場最前線】地下24mをケーソンで沈下掘削 市川市大和田ポンプ場


 江戸川に面した千葉県市川市の閑静な住宅街で、ニューマチックケーソン工法による排水ポンプ場の建設が進んでいる。工事による騒音や振動など周辺環境に十分配慮した現場の地下約20mでは、14台ある天井走行式ケーソンショベルのうち、8台が遠隔操作による沈下掘削を行っていた。施工を担当している飛島建設・大豊建設・東急建設JVの南郷哲男所長は「重量のある大きな構造物を沈めていくため、精緻な沈下管理が求められる。特に初期段階は傾かないよう細心の注意を払った」と振り返る。

【体験学習会】高洲第四小の全生徒“大活躍する機械”建機に試乗! 千葉建協とCCIちば


 千葉県建設業協会青年部会(三瓶洋部会長)と千葉県魅力ある建設事業推進協議会(CCIちば)は16日、2015年度第2回建設機械体験学習会を千葉市立高洲第四小学校で開いた。全校児童約190人が振動ローラーやバックホウ、高所作業車に試乗し、測量機も体験した。千葉県建設業協会(鈴木雅博会長)、千葉リース工業、千葉測器が協力した。

【建コン協】中高生諸君! 回りの土木施設を撮影して応募だ!! 11/13まで


 建設コンサルタンツ協会(長谷川伸一会長)は、「第3回建コンフォト大賞jr.」の応募作品を募集している。テーマは「“土木施設”を探せ!」。普段は風景に溶け込み、あまり意識することのない身の回りにある土木施設の写真を募集する。応募資格は中高生。締め切りは11月13日まで。