2015/08/25

【TOTO】100年の歴史を次の100年へ…「TOTOミュージアム」北九州市に8/28オープン! 

TOTOが2017年の創業100周年記念事業として約60億円を投じたランドマーク施設「TOTOミュージアム」が、北九州市の本社敷地に28日オープンする。24日に現地で開かれたオープニングセレモニーであいさつした喜多村円社長は「初代からのものづくりの原点を知ってもらい、TOTOの過去と次の100年を感じ取ってほしい」と喜びを口にした。初年度に約2万人の来場を見込む。

 ミュージアムは、創業の地・小倉から世界にTOTOブランドを発信する上でのランドマークとなる。歴史資料館や北九州ショールーム、研修センター、ホームなどを集約する。ショールーム展示スペースは現在の1.4倍、歴史資料館は4倍に拡充される。

「緑豊かな大地」と「水滴」をイメージした建築デザインにより、TOTOのものづくりの思いを具現化した。規模はS造4階建て延べ1万1044㎡。設計は梓設計、施工は鹿島、内装設計・施工は丹青社が担当した。建設地は北九州市小倉北区中島2-1-1の本社・小倉第一工場敷地内。
 館内には過去に納入した著名現場を再現し、1964年の東京五輪開催の際にホテルニューオータニへ納入した初代ユニットバスルームや、霞が関ビルディングの初代ユニットトイレなども紹介。展示点数は950点に達する。

あいさつする喜多村円社長
喜多村社長はセレモニー後の記者会見で「海外の人たちにも訪れてもらい、合わせて工場も見てもらえれば、よりTOTOのものづくりのこだわりを知ってもらえる」と強調した。初年度の来場者数は「2万人に設定しているが、それ以上の数になるだろう」と期待を込めた。
 式典には、小川洋福岡県知事や北橋健治北九州市長など地元行政を始め取引先など約100人が出席した。
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