2015/08/30

【けんせつ小町】お母さんになったら、作った建物を子どもに自慢する! 初の女子小中学生向け見学会

日本建設業連合会は26日、西松建設・松尾建設JVの施工で工事が進む福岡市中央区のMJR六本松新築工事で、女子小・中学生とその保護者を対象にした「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた=写真。現場で活躍する西松建設の女性社員が案内し、女子児童は建設業を身近に感じた。

 冒頭、日建連の五百木祐美広報部副参事は「女の子を対象にした現場見学会は今回が初めて。建設工事は力持ちの男性の仕事と思われがちだが、女性が活躍していることを知ってほしい。ものづくりは楽しく、やりがいがある。将来はぜひ建設業で活躍してほしい」と呼び掛けた。
 現場では、光波やレベルといった測量機の操作や、墨出し、ショベルカーの試乗など建設業を体験した。
 また、女性が働きやすい環境整備として同現場の「なでしこ工事チーム」が取り組む女性専用の休憩所やトイレの設置状況を見学した。
 現場を案内したのは「なでしこ工事チーム」のリーダーの堤優帆さんとサブリーダーの阿部紗也さん。入職して2年目の堤さんは「足場が取れて完成した建物を見た時にやりがいを感じる」と語り、児童からの「お母さんになっても仕事を続けるか」という質問に対して「続けたい。完成した建物を子どもに見せて自慢したい」と答えていた。
 施設は、九州大学六本松キャンパス跡地に建設する店舗付き分譲マンション。規模はRC・S造14階建て延べ4万4000㎡。建設地は福岡市中央区六本松4。現在は基礎工事を進めており、9月にも躯体に着手する。2016年2月末の完成を予定している。
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