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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2015/07/31

【記者座談会】中央省庁の幹部人事発令、業界への影響は?

A 国会の会期延長に伴い、例年より1カ月近く遅れたけれど、中央省庁の幹部人事が発令された。
B 国土交通省の発令はきょう31日付。大方の予想どおり、技術系トップの徳山日出男技監が事務次官に就任する。徳山氏は、建設業界で知らない人の方が少ないだろ。東日本大震災の発災時は、東北地方整備局長の職にあり、緊急輸送道路を啓開する「くしの歯作戦」などの陣頭指揮をとった。道路局長時代には、橋梁やトンネルの点検義務化などを実現し、維持管理・更新時代の幕開けに注力した。「超」が付くほど膨大なデータを背景に持ちながら、世の中に打ち出すときには、実に簡潔に分かりやすく示す。建設業界の重要テーマである生産性向上にも高い関心を持っており、今後の打ち出しに注目が集まる。

【関東地整ら】「東京湾クリーンアップ大作戦」で横浜港に清掃船「べいくりん」係留展示中!

「東京湾クリーンアップ大作戦」の一環として、関東地方整備局、第3管区海上保安本部、横浜市港湾局は25日、横浜港特別行事を実施した。清掃船などの船内見学やクレーンを使った大型ごみ回収作業の実演=写真=などを通して東京湾の清掃活動を周知し、環境保全への理解を深めた。

【新国立競技場】槇グループが五輪後、5-6万人に規模縮小を提案

建築家の槇文彦氏を代表とする建築家で構成する「槇グループ」は30日、東京都内で会見し、ゼロベースでの見直しとなった新国立競技場計画について、今後の進め方に関する見解を示した。新国立競技場を複合施設とせず、中心的な機能を早急に決める必要があるとした上で、安全性、集客力、景観、維持管理費、首都圏諸都市の機能分担の5つの観点から、施設規模は五輪時の8万人から会期後は旧国立競技場並みの5-6万人に縮小すべきと提言している。今後、政府に提言書を提出する。

【北海道建設部】「北海道の建設業」に親しみ持てるロゴマークを募集! 10/16まで

北海道建設部は、「北海道の建設業」のロゴマークを募集する。道内建設業をイメージさせ、建設業に親しみが持て、印象に残るシンボルマーク(図)と建設業が果たす役割や重要性などをPRするロゴタイプ(文字)を組み合わせたものを求める。

【子ども霞が関見学デー】「道路の修理はどう考えているの?」 ちびっこ記者団が太田大臣に切り込む!

東京・霞が関の官庁街一帯で開かれた『子ども霞が関見学デー』の国土交通省プログラムの一環で30日、小中学生が太田昭宏国交相に“突撃取材”する恒例企画「国土交通大臣とおはなししよう」が行われた=写真。

2015/07/30

【インタビュー】建築学会のネパール大地震を調査団長、楠浩一准東大教授に聞く

4月にネパールで発生した大地震は、死者8000人以上という甚大な被害をもたらした。日本建築学会は建築構造の研究者を中心に調査団を結成し、建築構造の観点から被害状況を調査した。災害大国と呼ばれる日本の知見をどのように生かすのか。調査団長を務めた東大地震研究所の楠浩一准教授に聞いた。

【復興特別版】今日だけ高速道路が“遊園地”に! 工事中の三陸沿岸吉浜道路を1日開放

高速道路で遊び尽くそう!--。2015年度中の開通に向けて順調に工事が進む三陸沿岸道路の吉浜道路を、丸1日遊園地として地域住民らに開放するという画期的なイベントが25日に開かれた。家族連れや子どもたちなど約500人が参集し、工事中のトンネルや高架橋での企画の数々を満喫した。

【新国立競技場】荷重に対しては合理的 建築構造家から見た「キールアーチ」

新国立競技場の建設については、いろいろなメディアを通じて連日報告されているので、ことさら新しい情報を提供できる訳ではないが、建築構造、とりわけ空間構造を生業にする一構造技術者として伝えたいことがいくつかある。まず「国際デザインコンペ」の採用であり、応募資格に高名な賞の受賞者であることを要求するなど、最初からオリンピック向けの話題作りが大きな狙いであるという印象が強かった。審査委員には海外の著名な建築家も名を連ねていて、その選定される案は国際的な評価に耐えられるという期待のこもった企画になった。

2015/07/29

【現場最前線】求めたのは患者、治療側双方の快適さ あけぼの病院移転建替工事

鹿島が設計施工を担った、あけぼの病院移転建替工事(東京都町田市)が完成し、8月に開院を迎える。同社建築設計本部建築設計統括グループ(医療統括)医療・福祉ナレッジマネージャーの星野大道チーフアーキテクトは「患者や医療従事者が求める日常生活空間や医療空間などの環境性能をエビデンスを伴う技術で実現した」と胸を張る。その出来栄えに、施主である医療法人社団三友会の南郷俊明理事長も「理想とする医療施設であり、100%満足している」と語る。開院前の病院を訪れ、導入技術をリポートする。

【北陸地整】普通高校で初の出前講座! 糸魚川高校1年生が専門工事を学ぶ

北陸地方整備局は28日、糸魚川高校(新潟県糸魚川市)の1年生175人を対象とした出前講座を開いた=写真。同局の職員のほか、建設産業専門団体連合会北陸地区連合会の佐久間義晴事務局長も登壇。社会資本の役割とともに、専門工事業の魅力を伝えるという普通高校で初めての取り組みながらも、生徒は講師陣の話に熱心に耳を傾けていた。

【建築技能体験フェア】学生の実技体験、名工・阿食氏の講演も! 鶴見緑地で7/31~8/

大阪府建団連(北浦年一会長)と大阪府建団連雇用推進研究会(川口敦正会長)は、31日と8月1日の2日間、大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地で「第2回建築技能体験フェア」を開く。
 同フェアは工科高校の生徒や一般者に、専門工事業やものづくりの楽しさを理解してもらうために実施するもの。入場無料。

【漱石山房】記念館予定地から建物基礎発見! 本人が暮らした家ではないが…開館延期

東京都新宿区は、(仮称)「漱石山房」記念館の建設予定地から建物基礎が発見されたことを受け今後、文化財保護審議会での審議などを踏まえ、9月以降にスケジュールや計画などについての区の方針を決定する。

【音声ナビ】GPS届かない屋内も! スマホで視覚障がい者を誘導 清水建設とIBMが開発

清水建設と日本アイ・ビー・エムは、視覚障がい者向けに屋内外を問わず音声でナビゲーションするシステムを開発した。スマートフォンで位置情報などを受信するシステムだが、従来のシステムに比べて高精度に位置を把握でき、より詳細なナビゲーションを可能とする。歩行者を誘導するビーコンを施設に複数設置することで、GPS(全地球測位システム)信号が届かない屋内での利用を可能とした。外国人観光客向けのサービスや災害発生時の誘導といった活用方法も見込んでいる。早ければ2018年にも実用化する。

2015/07/28

【復興現場最前線】唐桑高田道路で進む気仙トンネル、340号函渠工、新気仙大橋工事

唐桑高田道路は、宮城県気仙沼市唐桑町舘の唐桑北インターチェンジ(IC)から岩手県陸前高田市竹駒町相川の陸前高田ICを結ぶ長さ10㎞の路線だ。県境をまたいで宮城県内区間が2㎞、岩手県内区間は8㎞。現在は用地取得とともに橋梁、トンネル、改良の各工事が並行して進められている。写真は順調に掘削が進む気仙トンネル。

【参加者募集】8/22、水上バスから信濃川と施設を学ぶ親子見学会 建コン協北陸

建設コンサルタンツ協会北陸支部(寺本邦一支部長)は8月22日、「親子で見学会-船に乗って信濃川の新たな発見と新潟の未来を創造してみよう!-」を新潟市で開く。
 社会資本整備の魅力を発信するとともに、子どもたちの将来設計に役立ててもらうのが狙い。

【京都縦貫道】南北100kmが全線開通! 京都市から北部までが1時間半でつながる

京都府の「悲願」であり、その実現が待ち望まれていた京都縦貫自動車道が18日に全線開通し、南北約100㎞の高速道路がようやく1本の道としてつながった。着工から34年の歳月を要した。25日には、谷垣禎一自民党幹事長や山田啓二京都府知事らの呼び掛けにより、京都市のホテルグランヴィア京都で全線開通を祝う集いが開かれ、総工費約9000億円、延べ労働者数700万人のビッグプロジェクトが完成した喜びを分かち合った。写真は大山崎JCT。

【けんせつ小町】リーフレットをバージョンアップ 活躍中の小町紹介も刷新!

日本建設業連合会(中村満義会長)は、「けんせつ小町」の活躍を紹介するために作成した短冊形のリーフレットの増刷に当たり、バージョンアップした。24日から始まった、けんせつ小町が活躍する現場での見学会などで配布する。

2015/07/27

【新潟建協女性部会】折り紙建築教室に親子46人が参加 ものづくりの醍醐味を体験

新潟県建設業協会女性部会(佐々川和子部会長)は18日、「みんなで作ろう折り紙建築-折り紙建築教室-」を新潟県柏崎市の新潟建協柏崎支部で開いた。子どもやその保護者ら46人が足を運び、折り紙建築に悪戦苦闘しつつも、ものづくりの醍醐味を感じていた。

【現場見学会】きれいで誰もが働きやすい! 女性登用の初適用現場「御前山環境整備工事」 

関東地方整備局は24日、「女性技術者の登用を促すモデル工事」の試行を初適用した御前山環境整備工事の見学会を茨城県城里町の完成現場で開いた。整備局の企画部や河川部、常陸河川国道事務所の職員を始め、茨城県建設業協会(岡部英男会長)、現場に隣接する道の駅「かつら」の谷津安男駅長らが参加した。終了後、桂公民館(同町)で意見交換会も開いた。

【けんせつ小町】女子小中学生が鉄筋や型枠作業に挑戦! 「チームTOYOJYO」が解説する現場見学会

きみも左官や鉄筋工になってみないか--。日本建設業連合会(中村満義会長)は24日、夏休み期間中に小中学生を対象とした「けんせつ小町活躍現場見学会」の第1回を開いた。現場は、三井住友建設が東京都江東区で施工中の(仮称)芝浦工業大学附属豊洲中学高等学校建設工事で、小中学生29人とその保護者が参加した。

【打ち水大作戦】マンションを冷やせ! 写真コンやうちわイラストで住民交流 長谷工コミュニティら

長谷工コミュニティ、長谷工スマイルコミュニティ、長谷工コミュニティ九州は23日、管理受託しているマンションを対象に『マンション打ち水大作戦2015』を開始した。実施期間は8月31日まで。画像は昨年のコンテスト入賞作品。

2015/07/26

【第56回BCS賞】特別賞は「上州富岡駅」に 受賞作14件が決まる

日本建設業連合会(中村満義会長)は22日、「第56回BCS賞」として応募作品62件の中から「ROKI Global Innovation Center-ROGIC-」など計14件(うち特別賞1件)を選定した。特別賞には、「上州富岡駅」が選ばれた。表彰式は11月16日に東京都千代田区の帝国ホテルで開く。応募作品は学校施設が多かったものの、受賞作品は図書館や複合施設、博物館、事務所、劇場・ホール、保育園、駅舎など多彩な用途となった。また、受賞作品の地域も、近年は東京に集中する傾向があったが、今回は東京都内が3件と比較的少なく、東京以西の受賞が目立った。写真は特別賞の「上州富岡駅」。

【沖電気】遠隔管理でトイレ50%節水実現! 用途広がる「920MHz帯マルチホップ無線」

沖電気工業の開発した920メガヘルツ無線マルチホップネットワーク技術が、多方面で活用され始めた。現在使われている2.4ギガヘルツ帯や429メガヘルツ帯の無線に比べて電波の到達範囲が広かったり、別の無線との干渉や誤接続のないセキュリティー体制が構築できるなどのメリットが評価されている。工場内の電力やガス、水道の使用量計測や設備の故障監視、空調や照明の遠隔制御、農業、インフラの保全・点検など多岐にわたる分野での活用の可能性が広がっている。既にオフィスではトイレの利用状況などを管理するサービスに技術が採用され、従前の使用水量をほぼ半減する節水効果を発揮するなど、実績も積み上がっている。

【インタビュー】『これからの環境エネルギー』著者 千葉商科大教授 鮎川ゆりか氏に聞く

膨大な資料とフィールドワークに基づき、国内外のエネルギーの現状が幅広く紹介されている。あとがきにもあるが「エネルギー」という分野を限りなく「環境」という切り口で解説しているのが特徴だ。東日本大震災で、中央集中型電力システムの脆さ、レジリエンスの乏しさが改めて露呈した。著者の鮎川ゆりかさんは、そこから書き起こしていると話す。

【ひろしま建築設計コンペ】U-40、学生のダブル開催! ともに「公衆トイレ」設計案募集! 9/28まで

地元の若手建築家に活躍の場を提供しようと、広島県は県内に在勤する40歳以下の1級および2級建築士を対象とした公開コンペを実施する。「ひろしま建築設計コンペU-40 2015」と銘打ち、実際に広島港宇品地区に建設する「旧広島みなと公園トイレ」の設計案を募る。最優秀作品の提案者には実施設計を委託。設計者として提案作品を実現してもらう。コンペのテーマは「小さな建築の可能性」。建築家の小嶋一浩氏(シーラカンスアンドアソシエイツ代表)が審査委員長を務める。

2015/07/25

【現場最前線】初のBIM導入で有効性実感! 大詰め迎える佐野市新庁舎建設工事現場

鹿島の施工で進めている佐野市新庁舎建設工事が、10月の竣工に向けて大詰めを迎えている。同工事を率いる松浦稔国所長はこれまでの工程を振り返り、「現場が円滑に進むよう、先手を打って方策を考え、実践してきた」と力を込める。総合評価方式による入札公告時(2013年6月)から同工事と向き合い、技術的課題への対応を具体化。受注後、品質確保と生産性向上、工期確保、仮設の合理化、安全・環境、地域貢献などに取り組み、成果を上げてきた。写真は北東側から見た新庁舎(7月10日撮影)。

【働きかた】目指せ! 女性社員倍増 先輩「チューター」配置で不安解消 村本建設

女性社員の確保育成に積極的に取り組み始めた村本建設。その数は現在全社員のうち1割弱にすぎないが、将来的には全体の2割以上まで増やしていくという。現場で働く女性社員の不安解消につなげようと相談役(チューター)を配置するなど、きめ細かな対応で意欲向上を図ろうと試みる。同社で働く20歳代の女性社員4人(森下智代さん、村田京子さん、東知美さん、上田優果さん)に話を聞いた。写真は前列左から森下さん、上田さん、東さん。後列右が村田さん、左は槌谷所長。

【ライカ・コベルコ建機】カーナビ感覚で情報化施工 深さと勾配だけを音声案内

 ライカジオシステムズとコベルコ建機は共同で、3tクラスのミニショベル向け2次元マシンガイダンス(2D-MG)システムを開発した。システムは「ホルナビ」と名付け、中小建設会社にはハードルが高かった情報化施工を、カーナビ感覚で使ってもらいたいとしている。従来の2D-MGからピッチ・ロールセンサーを除き、深さと勾配のガイダンスに特化することで、価格を大幅に縮減、導入しやすくしたのが特長だ。

【夏休み】子どもと出勤しよう! 「丸の内キッズアカデミー」、今年は2週間コースも

子育て世代も働きやすい街づくりへ--。三菱地所は、子供教育創造機構、アルファコーポレーションと共同で8月に、小学生向けの学びと遊びのワークショップ「丸の内キッズアカデミー2015」を開く。丸の内エリア周辺のオフィスワーカーが朝、子どもと一緒に出勤し、就業時間中、子どもは職場近くで楽しい夏休みを体験できる。写真は昨年の短期コースの様子。

2015/07/24

【新国立競技場】コンペ次点のコックス(豪州)がコスト、工期の再チェックに着手

2012年の新国立競技場国際デザインコンククールで、次点の「優秀賞」となった、豪州のコックス・アーキテクチャーは24日、豪州大使館を通じて競技場整備についてのコメントを発表した。コメントでは、12年当時のスタジアム概算建設コストが、開閉式屋根を含めて1170億円で、19年3月の完成を予定していたことと、現在ザハ案の代替として採用された場合のために、コストの再計算、工程チェックを進めていることなどを公表した。

【記者座談会】「官邸主導」の新国立競技場整備はどうなる?

A 安倍首相も出席して第1回新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議が21日に開かれた。
B 閣僚会議は、国を挙げ新国立競技場整備に取り組む姿勢を打ち出したもの。安倍首相も「政府の責任で2020年東京五輪・パラリンピックに向け完成させる」と明言した。国家プロジェクトとして、本来あるべき姿ではあるが、ただし、遅すぎる。

【三菱地所ら】オフィス内温度闘争に終止符か!? 冷温水循環デスクで個別冷暖房が可能に

三菱地所、三菱地所設計、高砂熱学工業は、早稲田大学創造理工学部建築学科の田辺新一教授と共同で、冷温水を利用してデスク単位で温度調節ができる冷暖房付オフィスデスクを開発した。11月16日に竣工予定の大手門タワー・JXビルに導入する予定だ。

【募集】福岡県「美しいまちづくり建築賞」 住宅と一般建築の2部門 8/31まで

福岡県は、「第28回福岡県美しいまちづくり建築賞」の応募作品を8月1日から31日まで募集する。住宅と一般建築の2部門で大賞、優秀賞を選定するほか、リフォーム・リノベーション作品を対象とする福岡県住宅建築センター理事長賞も設ける。表彰式は2016年5月に予定している。

【鹿島】街の植生をゲームで学ぼう! HPで「葉っぱで探すミツバチのいるところ」公開

鹿島は、同社ホームページ(HP)で生物多様性の取り組みを紹介する「いきものにぎわうまち」の中でゲーム形式の新たなコンテンツ「葉っぱで探すミツバチのいるところ」を公開した。

2015/07/23

【東日本復興】優秀賞にnmスタジオと堀越さん 宮城県南三陸町の「復興の橋コンペ」

森創太さんと蜷川結さん(nmstudio)の作品
 宮城県南三陸町の「復興の橋デザインコンペ」の公開2次審査が19日に行われ、ヒアリング対象に選ばれた5者の中から、森創太さんと蜷川結さん(nmstudio)、堀越一希さん(東京理科大大学院)の2作品が優秀賞に選ばれた。今後、両案の基本設計と並行して関係者による協議を進め、1案に絞り込んだ上で、実施設計を進める予定だ。2016年度の着工、17年度の供用開始を目指す。

【隈研吾】金網で組んだ虫かご 建長寺の虫塚デザインが完成

 神奈川県鎌倉市の建長寺に、虫を供養するための「虫塚」が完成した。解剖学者の養老孟司氏が中心となって昆虫標本などの慰霊を目的に建立したもので、設計を担当した建築家の隈研吾氏は「今までのモニュメントは大きくて軽いものが多かったが、その反対に小さくて軽くさりげなく周りの景観に溶け込むものを目指した」と語る。

【企画展】雲の椅子の紙の森 岡村デザインスペースRで7月31日まで

 岡村製作所が主催する岡村デザインスペースRの第13回企画展「雲の椅子の紙の森」が、東京都千代田区のオカムラガーデンコートショールームで始まった。建築家の藤本壮介氏とライティングデザイナーの戸恒浩人氏が協働して制作した20脚の和紙製の椅子が31日まで展示されている。24日には企画実行委員長の川向正人東京理科大教授をアンカーマンに招いたシンポジウム「形と光/場所と空間について」の開催も企画されている。

2015/07/22

【現場最前線】83tを11分で一括架設完了! 鉄建の東北本線安達駅東西自由通路工事

鉄建は19日未明、福島県二本松市にある東北本線の安達駅で東西自由通路の桁一括架設を実施した。台風11号の影響で時折り雨がぱらつく中、国内に数台しかない1200t吊りクレーンを使った大仕事は、予定していた28分のタイムスケジュールを大幅に下回る11分で無事完了した。多数の観衆が見守る中、始発電車通過までのわずかな時間で高精度に作業を完遂した同社の澤野正安達駅作業所長は「風もなく、予定より早く設置できて良かった。事前の練習やシミュレーションで課題を解消しておいた効果が出た」と安堵の表情を見せた。

【ガイド東北】東北地整のスマホアプリ 「協働コンテンツパートナー」を新規募集!

東北地方整備局などは、東北の観光や震災、社会資本に関する情報を発信するスマートフォン用アプリ「ガイド東北」の内容を充実する。良質なコンテンツを増やすため、質・量に応じて「活動支援金」を支払う制度を導入するほか、検索機能の強化や外国語版コンテンツの充実などにも取り組む。すでに各パートナーの公募を開始しており、今後約2年で多くの人が利用する基本アプリへの進化を目指す。

【働きかた】地質関連のマルチプレーヤーに 東建ジオテック初の女性技術者

東建ジオテック(本社・さいたま市浦和区、越智勝行社長)に4月に入社し、同社初の女性技術者として第一歩を踏み出したばかり。「いろいろなことに興味がある。それらすべてでスペシャリストになるのは難しいが、細かな点まで気が付いたり、配慮が行き届くようになりたい」と考え、仕事と向き合っている。

【大林組】優美な3本マストが復活! 重文「明治丸」修復完了、今秋一般公開へ

東京海洋大学の越中島キャンパス構内(東京都江東区)に重要文化財として保存されている「明治丸」が大林組の施工で修復を終え、3本マストの優美な姿を現した。19日に開かれた竣工式では、関係者が一堂に会して修復工事の完了を祝った。竣工式に先立って感謝状贈呈式も行われ、竹内俊郎東京海洋大学長から大林組の杉山直代表取締役副社長執行役員に感謝状が手渡された。

2015/07/21

【復興現場最前線】ドローンも活用! 早期完成・耐久性向上に創意工夫 三陸沿岸道路・唐丹第1、第2高架橋

震災復興のリーディングプロジェクトとして、東北地方整備局が異例のスピード感をもって整備を進めている三陸沿岸道路。事業着手から5年目を迎え、多くの工事で主要構造物の姿が目に見えるようになってきた。このうち、南三陸国道事務所(佐藤和徳所長)管内で行われている主な工事現場を紹介する。写真は唐丹第1高架橋上部工。ドローンが飛行している。

【夏の理工チャレンジ】現場見学やBIM体験! 内閣府と経団連がリケジョ支援イベント

内閣府男女共同参画局と経団連は、女子学生の理工系への進路選択や理工系分野での活躍を支援するための取り組みとして、職場見学や仕事体験「夏の理工チャレンジ」と学生・保護者向けシンポジウム「理工系女子!ワクワク夏の文化祭」を実施する。女性活用促進の動きに合わせて、学生の段階から理工系の仕事へのイメージをもってもらい、入職希望者を増やすために産学官が連携して推進する。写真は経団連副会長の古賀信行氏(左)と前田建設の永井絵美氏。

【建設現場向けツール】ゲリラ豪雨も落雷も風も波も予報! 日本気象が「お天気クラウド」

民間気象会社の日本気象(本社・大阪市)は、建設現場向け気象対策ツール「お天気クラウド」のサービス提供を開始した。エリア、時間ごとに細かく予報を提供できるのが特徴で、10日先まで3時間ごとの予報も可能だ。このほか、ゲリラ豪雨や落雷などが近づくと電子メールで通知することもできる。現場での効率的な施工管理、安全性の向上が期待できるサービスで、竹中工務店が監修している。今後3年間で延べ3000現場での導入を目指す。

【安藤ハザマ】明治神宮薪能にペア500組1000人をご招待! 応募は8/31まで

昨年の「第33回明治神宮薪能」(撮影:三上文規)
秋の夜長に、神宮の杜で薪能を満喫しませんか--。安藤ハザマが奉納協賛する明治神宮薪能実行委員会は10月12日、東京都渋谷区の明治神宮拝殿前で開く「第34回明治神宮薪能」に、本紙読者を含め、ペア500組1000人を招待する。

【作品募集】「くまもとアートポリス推進賞」 5年以内竣工の県内建築・建造物 8/24まで

熊本県は、「第21回くまもとアートポリス推進賞」の作品を8月24日まで募集する。12月に審査結果を公表し、2016年2月に表彰する。
 対象は、おおむね5年以内に竣工(改造、改修、修復を含む)した県内の建築物、橋、公園、記念碑などの建造物と、それらで構成された一群の施設など(アートポリス参加プロジェクトは除く)。

2015/07/20

【日本の土木遺産】黒部峡谷鉄道(富山県) かわいいトロッコ電車、当時は「命の保証なし」

黒部峡谷鉄道は、北アルプス北部の立山連峰と後立山連峰の間を隔てる黒部川の峡谷に沿って、宇奈月~欅平(けやきだいら)間20.1㎞、標高差約375mを1時間20分かけて走る山岳鉄道である。(写真:筆者)

【復興特別版】若手漁師と建築・不動産業がタッグ! “新3K”漁師の基地づくり「TRITON PROJECT」始動

「かっこよく」「稼げて」「革新的」な“新3K”の漁師を増やし、水産業の未来を変えようという“フィッシャーマン”のための基地づくり「TRITON PROJECT」が、宮城県沿岸部で進んでいる。震災後、石巻市にIターンした若者が立ち上げた合同会社の巻組(渡邊享子社長=写真左から2番目)と、次代に続く未来の水産業の形を提案しようと地元の若手漁師集団が設立したフィッシャーマン・ジャパン(赤間俊介、阿部勝太共同代表理事)が連携し、後継者の移住に必要な職と住居を提供する。20日には第1弾となるシェアハウス『TRITON ONAGAWA』(女川町)と『TRITON13』(石巻市)の完成・供用を祝う旗開きを行う。これを皮切りに、各地で順次旗揚げする予定だ。

【素材NOW】維持管理費用が格段に安い! 屋上緑化に「キリンソウ」広がる

建物の温度上昇を抑える屋上緑化に「常緑キリンソウ」を使う動きが広がっている。そのメリットは、維持管理コストの低さにある。降水がある地域では、水やりは不要、背丈は20-30cm程度で刈り込みも必要がない。1-2年に一度のメンテナンスで生育もできる。維持管理コストをかけることが難しかった集合住宅や庁舎などで導入が進む。写真は台東区屋上モデルガーデン。

2015/07/19

【建築】まさに「現代の日本建築」! 今里隆氏監修の「北野美術館戸隠館」

長野市の戸隠に北野美術館戸隠館がオープンして約3カ月が過ぎ、地元県民や観光客などでにぎわっている。切妻屋根を持つ六角形の木造平屋建築は、現代に生きる日本建築を実践してきた建築家の今里隆氏が監修した。今里氏は、吉田五十八に師事し、建築を志す若い人などへの日本建築の継承を現在も続ける。施工を大成建設が担当した。
 北野美術館(小池佳子館長)は1968年、県内初の私設美術館として長野市若穂に開館、国内外の著名作家の作品を多数収蔵し、広く公開してきた。戸隠館は2つ目の分館となる。
 戸隠は日本創世記の神話や能、歌舞伎の題材となる伝説を持つ文化的土壌の豊かな土地。今里氏は、「監修のお話しをいただいて戸隠神社の奥社参道入口近くの敷地に赴き、眼前にそびえ立つ戸隠山、後方に連なる山々の素晴らしい景色に感動した。この景観の中に、真珠のような輝きを放つ美術館をデザインしようと考えた」と話す。

鑑賞しやすい六角形の展示室を持つ木造建築を提案し、展示室以外の立礼の茶室や喫茶室などを変形六角形に納め、瓦タイルの渡り廊下でつなぐ案にまとめた。
 展示室は天井高約6mの柱のない空間だ。延べ床面積は479㎡。鑑賞後は、立礼茶室での一服と、喫茶室からの雄大な自然の眺望、遊歩道での広大な庭の散策も楽しめる。
 入館料は一般1200円。開館は午前9時から午後4時。
 (写真:三輪晃久写真研究所)
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