2015/01/24

【東北地整】国道45線など60kmを道路清掃 3国道事務所がボランティア

東北地方整備局の三陸国道、南三陸国道、仙台河川国道の3事務所管内で、三陸沿岸道路などの整備に携わっている企業が、ボランティアで国道45号などの道路清掃に取り組んでいる。18日に岩手県山田町区間で行われたのを皮切りに、一部市町村道を含め、合計約60㎞区間で実施する予定だ。

 東北沿岸部の被災地では、膨大な量の復興工事が進められており、多くの工事関係車両が運行している。このうち、三陸沿岸道路などの直轄工事では、高圧洗浄などで汚れを場外に持ち出さないよう配慮しているが、他の工事では徹底されていない場合もあり、主要幹線道路である国道45号を中心に汚れが目立つ区間が出始めている。
 こうした中、沿線住民の生活環境を守るとともに、道路利用者の安全で快適な交通を確保し、気持ちよく道路を使ってもらおうと、直轄工事の受注者が結束して道路清掃に取り組むこととした。
 18日に国道45号山田船越地区で行われたボランティアには、47社から約120人が参加し、機械や人力で路肩などの清掃を実施した=写真。
 三陸国道事務所の戸嶋守副所長は「当事務所で100人を超える規模の道路清掃は今回が初めてであり、予想以上に多くの人に参加してもらい感謝している。今回の清掃が、復興工事に携わっている他の事業者や工事関係者にも、道路を汚さない意識を、従来以上に持っていただく契機になってほしい」と話している。
 今後、準備が整った区間から順次清掃活動が展開される。
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