2014/12/19

【猛暑対策】工場内空調に救世主 「誘引パンカー」で15m先もひんやり!

空調機器・製造販売の木村工機(本社・大阪市中央区、木村惠一社長)は、1983年の発売より累計7500台の納入実績を誇るロングセラーとなっている「工場用ゾーン空調機」の吹出口であるパンカールーバーとして「誘引パンカー」を新開発した。大型製品用の主力機種に標準装備して、販売を開始する。

 パンカールーバーの先端側に屋内空気を誘引する「誘引リング」を取り付けることで約20%の風量増加効果があり、工場内の空気と低温吹出空気の混合を抑えながら、できるだけ遠方まで冷気を到達させることができる。「誘引リングの外形、長さ、パンカールーバーとの隙間の間隔など、設計段階で綿密な検証を重ねた結果、15m離れた場所でも冷気の到達を肌で感じることができた」(生産技術部)という。
 また、パンカールーバーの材質に高断熱素材を採用し、コーティングを施すことで結露防止性能の向上を実現。さらに、誘引リングはメンテナンス時には取り外し可能で扱いやすく、落下防止ワイヤー付きで安全面にも配慮されている。

ゾーン空調で遠くまで冷気が到達
同社は、全館空調に近いゾーン空調により作業空間だけを効率よく空調し快適職場に変える「工場用ゾーン空調機」を提唱。大規模生産工場や精密機械加工場、中小の鉄工所など多様な環境に対応できるように「空冷/水冷ヒートポンプ式」「空冷直膨式」「冷温水式」をラインアップし、現場の状況に合わせた選択を可能としている。設置も容易で生産性向上設備投資促進税制の対象機種もある。夏場の猛暑対策や作業効率アップに頭を悩ませる経営者や工場責任者は多く、発売以来、好評を博している。
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