2014/12/29

【現場の逸品】液温10度でも固化時間OK! 「冬仕様」のウレタン注入剤 アキレス

覆工コンクリート背面に発生した空洞に発砲ウレタンを注入するトンネル補修の裏込注入工法だが、寒冷時には発砲ウレタンの液温が下がるため、粘度が上がってしまい、施工性に影響を及ぼすなどの課題がある。アキレスは、冬施工時の問題点を解決したウレタン注入材「SK-02W」の販売を始めた。

 寒冷時の施工では、発泡ウレタンの粘度上昇だけでなく、固化時間が長くなり、亀裂などから材料が流出するなどのデメリットがあった。土木研究所の道路トンネル変状対策工マニュアルでも、液温10度以下になった場合には暖める必要性が指摘されている。
 SK-02Wは、液温10度でも現行品の25度と同等の固化時間を実現、粘度では現行品に比べ34%低減し、施工性のさらなる改善ができるという。同社は温度設備を追加した注入機も開発し、裏込注入工法で多くの実績をもつ「アキレスTn-p工法」の“冬仕様”技術として受注を始めた。
 価格(税別)は1㎏当たり1200円。問い合わせは同社開発営業部・電話03-3225-2261。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿