2014/11/05

【津波防災の日】中央電研で小学生が津波の再現実験を体感

内閣府は4日、電力中央研究所との共催による「津波再現実験」見学会を千葉県我孫子市の電力中央研究所地球工学研究所で開いた=写真。同県内のいすみ市立中根小学校と国吉小学校の5、6年生、千葉県・東京都・茨城県の防災担当職員ら約150人が参加した。

 東日本大震災を教訓として2011年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」で11月5日は「津波防災の日」と定められた。内閣府では「津波防災の日」を広く知ってもらうとともに、津波対策についての理解と関心を深めてもらうことを目的に見学会を開催した。
 参加した子どもたちは、大型水理実験施設「津波氾濫流水路」で実物大規模で再現された陸上を遡る巨大な津波の破壊力を体感、一様に水の力の大きさに驚がくしていた。同実験施設は、波の持つ力だけでなく、丸太などの漂流物の力を評価して、土木・建築構造物への影響などを分析し、津波対策に生かすことを目的に設置され、ことし4月から運用を開始している。
 実験見学後、「どうして津波が起きるのか」など津波のメカニズムや東日本大震災における千葉県の被災状況、また、自然災害に関する最新の研究についても学んだ。
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