2014/07/16

【with Dam Night】ダムよ、大志を抱け! 技術者とマニアによるシンポジウム


ダム工学会の4年目を迎えたイベント「with Dam Night」が14日、東京都中央区の日本橋社会教育会館で開催され、一般市民を中心に約150人が集った=写真。
 ダム技術者とダムマニア・ファンによる、ダムの魅力を発見・発信するシンポジウムで、今回のテーマは「Dams,Be AMBITIOUS」。

 4部構成の「ダムへ行こう」では、最近、ダムを積極的に公開している国土交通省の担当者として治水課の須賀正志氏がダムツアーを紹介。ダムツーリズムプロデューサーの琉氏は自身の経験からダムツアーの課題を指摘した。
 昨年9月の台風18号から京都・嵐山を救ったダムを取り上げた第2部では、水資源機構の左近重信氏が日吉ダムを、ダム愛好家の星野夕陽氏が大野ダムの、それぞれ洪水操作の奮闘ぶりを紹介した。
 第3部「水力の夢」では、前田建設工業の山本與四朗氏が揚水発電の可能性を解説。ダムマイスターのHisa氏がダムによる発電量アップの可能性を力説した。
 最後に日本ダム協会の中野朱美氏を司会としたトークショー「アンビシャスなダム達」があり、川崎秀明ダム工学会活性化委員長が“歴史に刻まれた”や、“国家に興隆をもたらした”などをキーワードに分類したダム群を紹介したほか、ダム紙幣収集家のtakane氏が世界の「ダム紙幣」を披露した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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