2014/07/18

【ポケモンパーク】南相馬市に世代超えた遊び場 伊東豊雄、柳澤潤氏が設計


Tポイント・ジャパン、TSUTAYAカンパニー、ヤフー、建築家の伊東豊雄、柳澤潤の両氏、福島県南相馬市は、18日から人気ゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」の被災地支援活動「POKEMON with YOU」と共同で、同市にポケモンと遊ぶことのできるインドアパークをつくる「みんなの遊び場プロジェクト」をスタートする。

 Tポイント・ジャパンが2011年から進めている東日本大震災復興支援プロジェクトの一環。被災地を応援するため、メンバーがそれぞれの力を結集しながら支援の輪を広げていくことを目的としている。タレントの土屋アンナさんと藤岡弘、さんが応援サポーターとして協力する。
 インドアパークは、子どもだけでなく大人も一緒に遊べることをコンセプトに、ポケモンのさまざまな装飾や、砂を素手や素足で体感できる「砂遊び」をテーマにした砂場を取り入れる。15年内の完成を目指し、伊東、柳澤の両氏が設計し、資材メーカーからの提供やボランティアによる建築作業などを予定している。建設費用は3700万円を見込む。
 今秋の完成を目指し伊東氏らが設計し、相馬市で建設中のインドアパークに続く2件目となる。
 プロジェクトに当たり、全国のTSUTAYA店舗では初の社会貢献型Tカード『ポケモンデザインのTカード』を発行する。カード発行手数料の一部と、利用で貯まるポイントの半分が、インドアパークの建設費用に充てられる仕組み。また、ヤフーは「Yahoo!ネット募金」上に特別の募金窓口ページを公開し、建設費用の支援を受け付ける。
 伊東氏は「砂場を中心とした企画で、建築家にとって、どのような建築をしていくか考える良い機会だ。柳澤さんと一緒に行うことになり、楽しみにしている」と話し、柳澤氏は「子どもからお年寄りまで楽しめる広場のような場所をつくりたい」と意欲を示した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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