2013/10/01

【奈良】無添加住宅が「無電化住宅」に着工 太陽光と井戸で災害時も生活


 無添加住宅(本社・兵庫県西宮市、秋田憲司社長)は9月30日、奈良市で電気と水を自給自足する「無電化住宅」に着工した。太陽光発電と敷地内の井戸をフル活用する。フォークリフト用の蓄電池や井戸水を使ったクーラーなどを取り入れ、電気や水道が災害で途絶しても生活できるようにする。

 この住宅は、太陽光発電システムで自家発電し、フォークリフト用のバッテリーで蓄電するほか、敷地内に掘った井戸水をクーラーに活用したり、ペレットストーブの排熱を利用した床暖房も採用している。
 さらに床下空間のない基礎を採用して地熱を活用、天然石屋根や漆喰外壁の遮熱効果も利用する。内壁には同社オリジナルの漆喰を使うことで調湿効果により冷房電力を16%削減できるとしている。
 同社は、ライフラインが未整備のグアテマラの住宅を参考にして考案したという。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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