2013/09/30

【女子力】群馬建協が「女性パトロール隊」 整理整頓検査済みシールも

群馬県建設業協会(青柳剛会長)は、会員企業の女性職員が現場を視察し、労働災害の防止を目指す「環境すみずみパトロール隊」を、県内全支部で展開する。工事現場の整理整とん・清掃状況や作業員の服装・態度などを女性の目線から点検し、建設業のイメージアップにつなげる。青柳会長は、「女性の力を借りることで市民が建設現場に親しめるよう改善し、建設業の入職者確保に向けた突破口にしたい」との考えを示している。

 “女性目線"の活用は、群馬建協が建設業の活動を国民に理解してもらうために掲げた「若者・女性・IT・環境」の4つのキーワードを実践に移したもの。ことし1月には沼田支部でパトロール隊を先行して発足、各方面で成果が上がりつつあり、9月の「建設業労働災害防止推進月間」にあわせ県内全域で全面展開することにした。
 パトロール実施後、評価結果を現場責任者に説明し、評価の低い項目は改善を促すほか、検査済みシール=写真=を貼ってもらうことで市民にPRする。
 27日に沼田支部で開いた発足式で、青柳会長は「女性パトロール隊は事故を防ぐため、『整理整頓』『環境改善』に女性の目線、力を借りる取り組み。公共投資の量の確保、入職者の確保、生産性の上がるもののつくり方を問いかけ続けるのが建設業協会の役割」と意義を語った。
 式には、星野巳喜雄沼田市長、小玉剛群馬労働局長らも出席し、パトロール隊の取り組みを高く評価した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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