2013/08/26

【JR東日本】牧歌的な街のシンボルめざす! 成田線の小林駅橋上駅舎が起工


 千葉県印西市のJR成田線・小林駅前で23日、同駅橋上駅舎新設他工事の安全祈願祭が開かれた。建築主は東日本旅客鉄道(JR東日本)。設計はJR東日本とジェイアール東日本建築設計事務所が担当し、東鉄工業が施工する。現時点の工期は2015年3月10日までを予定している。

 神事では、刈初(かりぞめ)の儀を前田厚雄ジェイアール東日本建築設計事務所社長、鍬(くわ)入れの儀を板倉正直印西市長と石川明彦JR東日本執行役員千葉支社長、鋤(すき)入れの儀を小倉雅彦東鉄工業社長が行った。
 その後、板倉市長は1901年開業の駅の話に触れ、「77年から宅地開発が進められたが、駅なくして発展はなかった。安全で快適な橋上駅舎となることを切に願う」と期待を寄せた。
 石川支社長も「今の駅舎は26年にできた。新駅舎はバリアフリー化し、使いやすい駅となる。地域の顔となり、末永く愛されるようにしたい」と語った。
 小倉社長は「4年前の(隣駅の)木下駅に続き受注した。皆さまの期待に身が引き締まる思いがする。安全に着実に決められた期日に完成させることをお約束する」と決意を述べた。
 同工事では、エレベーターがない乗換跨線橋や自由通路の西側に橋上駅舎・自由通路を新設し、開業後に既存駅舎・跨線橋・自由通路を解体する計画。近隣に牧場があることからエレベーターシャフトはサイロをイメージした塔状のデザインとしたほか、シャフト以外は田園風景が望める水平連続窓を設ける。規模はS造2階建て延べ1028㎡。建設地は印西市小林643-1。
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 山田英彦小林駅建築工事所長の話 「ヤードが狭いため、近隣に注意して作業を進める。やむを得ない理由を除き、できるだけ昼間に施工したい」
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年8月26日

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