2013/04/25

【土木】上北沢共同溝工事シールドマシンが発進

国土交通省関東地方整備局が進める上北沢共同溝工事の発進式が24日、東京都世田谷区にある京王線上北沢駅前の発進基地内で開かれた。施工者の鴻池組が主催した式典には約40人の工事関係者が出席し、シールドトンネル工事の安全を祈った。


シールド機の発進ボタンを押す
式では、同局東京国道事務所の西尾崇所長、鴻池組の澤井清東京本店長らが発進ボタンを押した。また、西尾所長、澤井本店長のほか、東京電力工務部送変電建設センターの片山正信共同溝グループマネージャー、鴻池組の荒川淳二上北沢共同溝工事事務所長、丸十工業の永峯久工事部長らが玉ぐしをささげた。
 席上、あいさつに立った西尾所長は「工事も終盤にさしかかったが、これからが本番である。今後も安全・安心な施工を進めていきたい」と語った。続いて澤井本店長は「交通量が多い市街地内の施工となるため、工事期間中は細心の注意を払い安全に施工を進める。技術を結集し、出来映え、止水性に優れた高品質の構造物を造り上げる」と力を込めた。
 工事では、上北沢4丁目から杉並区高井戸1丁目までの延長1030mを外径4130mmの泥土圧式シールド工法で掘削する。共同溝には電力ケーブル、通信ケーブルなど社会を支える重要インフラをまとめて敷設し、老朽化に伴う道路の掘り返し工事を防止するほか、ライフラインの安全性を確保する。
 荒川淳二工事事務所長(鴻池組)の話 「安全を第一に、良い物を造りたい。今回の工事では高い品質を確保するため、セグメントやその組み立て方法に工夫をしている。また、スムーズにシールド工事を進めるためトンネル設備やシールド設備のメンテナンスや改良を実施していくつもりだ。一方で、私たちだけでは力不足な点もあるので、発注者・受注者が一体となって工事を進めていきたい」
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年4月25日

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