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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2013/04/30

【BIM】3次元で事業リスク回避 アラップが提唱する「BEM」

アラップのBIMモデル
「海外のインフラプロジェクトではBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入が必要不可欠」と力説するのは、世界38カ国に90を超える拠点を持つアラップ(本社・ロンドン)でインフラ部門アジア圏責任者を務めるファーガル・ホワイト氏。同社が東京都千代田区の駐日英国大使館で開いた海外インフラ事業セミナーでの一幕だ。近年は世界各地で空港や高速道路、水処理などの事業コンサルをこなす中で「オペレーションまで含めた対応が強く求められる状況になってきた」と説明する。建設プロジェクトの計画段階には、事前に事業の問題点を導き出す必要がある。「そのコミュニケーションのツールとしてBIMが使われている」

【世界初】CO2を4割削減!「ターボ型流動炉」が完成 都下水道局

東京都下水道局は26日、浅川水再生センター(日野市)に最新技術を導入して整備を進めていた「ターボ型流動焼却炉」の完成式典を現地で開いた。焼却炉からの燃焼排ガスで過給機(ターボチャージャー)を駆動させ、生成される圧縮空気により焼却炉内の圧力を高めることで高効率の焼却を可能とした世界初のシステムとなる。従来の焼却炉に比べ、温室効果ガスの排出量を約40%削減できるという。

【六本木ヒルズ】10周年、4000人でレセプション

森ビルは25日、東京都港区の六本木ヒルズで、開業10周年を祝うレセプションを開いた。住民やオフィスビルに入る企業の社員、政財界の関係者ら約4000人が参加し、来街者数では4億人を突破するなど東京をけん引してきた複合型施設の歩みを盛大に祝った。

2013/04/29

【卒業設計】神戸大建築卒業展 最優秀に谷口さん

最優秀の『間隙のアジール-都市における終焉の場』
神戸大学の建築卒業展2013「documentary」が19日から21日までの3日間、神戸市中央区の兵庫県立美術館で開かれた。20日には卒業作品を対象に、建築家によるゲストレクチャーと講評会が行われ、最優秀賞に谷口豪さんの『間隙のアジール-都市における終焉の場』が選ばれた。総合資格学院を運営する総合資格が特別協賛した。

2013/04/28

【熱中症】対策商品が続々登場 エヌディーリース・システム

3種類の熱中計
日本道路グループのエヌディーリース・システム(本社・東京都文京区、楠田靖紀社長)は、熱中症対策商品のラインアップを拡充し、2013年度の販売活動をスタートした。主力商品の「熱中飴」や塩分、水分を補給できるドリンク「塩JOYサポート」以外に、ことしから現場環境の危険度をアラームなどで知らせる「熱中計」の取り扱いも始めた。

2013/04/27

【コンペ】「キオスク」をデザイン ハーフェレが学生コンペ

昨年の最優秀案
ドイツの家具用金物、建具用金物大手のハーフェレジャパンは、「第5回ハーフェレ学生デザインコンペティション2013」を開く。コンペは毎年、建築設計を学ぶ学生を対象に開催しており、今回の課題は「多元的な機能性を備えた“kiosk(キオスク)"をデザインする」とした。
 キオスクは、中東や地中海沿岸地域で庭園に設けられた展望・休憩目的の簡易的な建造物。このキオスクを自由な発想で解釈して、機能を定義し、周辺エリアも含めて提案を求める。キオスクと公共性を融合させたアイデアを考えてほしいという。

2013/04/26

【イオンモール】中四国最大級で総延べ25万㎡! イオンモール岡山が着工

イオンモールがJR岡山駅前で開発を進めているショッピングモール「イオンモール岡山」の起工式が24日、岡山市北区下石井の建設地で開かれた。中四国最大級の総延べ25万㎡に及ぶ都市型大規模商業施設が着工した。設計と施工は大本組が担当する。同施設は、「おかやま未来スタイル創造特区」をコンセプトに、S造地下2階地上8階建て延べ約25万㎡の規模で建設する。総賃貸面積は約8万8000㎡。駐車場は約2500台確保する。敷地面積は約4.6ha。

【ミッドタウン】初リニューアルで“経年優化"の街目指す 三井不動産

“経年優化"の街を目指し、次なるステージへ--。開業から6周年を迎えた東京ミッドタウン(事業者代表・三井不動産)は、開業以来初の大規模な取り組みとして、商業エリアの約3割に当たる42店舗を新規出店またはリニューアルし、25日にオープンした。新規顧客の開拓とともに、開業以来変化してきた来街者のライフスタイルに合わせ、開業以来のコンセプト「都心の上質な日常」はそのままに、品と質を楽しむ暮らしを提案する。初年度は、来街者数3000万人、売上げ250億円を目指す。

【建築賞】金賞は見送り 東京士会の2013年住宅建築賞

住宅建築賞の「松竹台の家」
東京建築士会(三井所清典会長)は2013年住宅建築賞の入賞作品を発表した。今回は「新しい住宅」をテーマに実施し、住宅建築賞に4作品、奨励賞に3作品を選んだ。応募は117件あり、1次審査で2次審査(現地審査)対象7作品を選定。入賞の中で特に優れた作品に与えられる金賞は、「金賞作品として全員の合意が得られる作品を選ぶには至らなかった」(西沢立衛審査委員長)ため見送られた。6月3日に開く総会で表彰式を行うほか、同14日から7月19日まで東京都中央区のAGC studioで入賞作品展を開く。

2013/04/25

【土木】上北沢共同溝工事シールドマシンが発進

国土交通省関東地方整備局が進める上北沢共同溝工事の発進式が24日、東京都世田谷区にある京王線上北沢駅前の発進基地内で開かれた。施工者の鴻池組が主催した式典には約40人の工事関係者が出席し、シールドトンネル工事の安全を祈った。

【起工】八重洲口北に業務、にぎわいの2棟 新鉄鋼ビルが建て替え

鉄鋼ビルディング(東京都千代田区)が計画している、(仮称)新鉄鋼ビル建替計画に伴う新築工事の安全祈願祭が24日、東京・丸の内の現地で行われた。1951年に完成した、戦後初の“高層ビル"が、複合施設の開発が進む東京駅八重洲口北側に、オフィス棟とにぎわい施設棟の2棟として生まれ変わる。設計・監理は三菱地所設計、施工は大成建設・増岡組JVが担当する。

【竣工】安全・安心のランドマーク 燕市新庁舎が竣工

新潟県燕市が建設を進めていた新庁舎が完成し=写真、24日、竣工式が行われた。同市の鈴木力市長は新庁舎について「安全・安心のランドマークとしてユニバーサルデザインにも配慮し、環境に優しく、免震構造採用で災害対応機能も強化した庁舎とした」と説明。「設計、施工を担当した皆さんが高度な技術力を発揮して立派な建物を完成してもらった」と述べ、各社に感謝状を贈呈した。これに応え、梓設計の倉岡敏則代表取締役専務執行役員と、竹中工務店の中村茂常務執行役員がそれぞれ謝辞を述べた。

2013/04/24

【阿倍野歩道橋】阿倍野の「a」型をした歩道橋が24日に全面開通

大阪市が阿倍野再開発事業の一環として進めていた阿倍野歩道橋の架け替え工事が竣工し、24日に全面開通する。大阪の南の玄関口にふさわしいランドマークとなる。同日11時からは現地で渡り初め式を開く。設計は中央復建コンサルタンツ・昭和設計JV、施工は大日本土木・片山ストラテックJVが担当した。

【水戸】「TOMOS MITO」が完成! 大工町1丁目地区第一種市街地再開発

水戸市で進む大工町1丁目地区第一種市街地再開発事業の施設建築物「TOMOS MITO」(トモスみと)が完成した。国、茨城県、水戸市をはじめとする行政機関、地元の企業や住民の強い想いからスタートしたこのプロジェクトは、ホテル棟、業務棟、住宅棟、駐車場棟の4つで構成する街を新たに生み出すことで、水戸市の西の玄関口に相応しい、賑わいと潤いのある都市・生活拠点を形成する。設計監修はデザインの森、設計は長谷工コーポレーション、施工は長谷工・株木建設共同企業体。各者は高い技術力と優れた安全性を発揮し、工事を無事竣工へと導いた。

【壁面太陽光】発電モジュールで意匠性実現 三井住友建設

三井住友建設は、太陽光発電設備を建物外壁面に取り付ける場合を見据え、独自ファサードデザインの確立に向けた検討を開始した。複数モジュールの組み合わせによりデザインの可能性を広げ、「意匠性と省エネの調和」を実現する。社内デザインコンペを経て、技術開発センター(千葉県流山市)本館外壁面の一部に試作品を設置し、運用を始めた。

2013/04/23

【情報化施工】5月17日、宮城で地元建設業向けに実物セミナー JCMA

昨年のセミナー
日本建設機械施工協会(JCMA、本部・東京都港区、辻靖三会長)の情報化施工委員会(植木睦央委員長)は、5月17日に宮城県岩沼市で、地元建設会社向けに「情報化施工」研修セミナーを開く。実際の重機に衛星機器を取り付けて、使用法などをレクチャーするもので、現在参加企業を募集している。

【落成】甲府市新庁舎が完成 まちづくりの拠点・シンボルへ

甲府市は20日、長年の懸案だった新市庁舎が完成を祝い、建設地の甲府市丸の内1-18-1で新庁舎落成式と内覧会を開いた。設計・監理は日本設計JV、施工は竹中工務店が担当。落成式では宮島雅展市長が日本設計の六鹿正治社長、竹中工務店の渡邊暉生副会長、長田組土木の天野朝馨社長に感謝状を贈呈した。「甲府らしさ」「環境配慮」「おもてなし」を実現する庁舎として5月から業務を開始する。

【連続立体】9ヵ所の踏切解消! 小田急代々木上原~梅ヶ丘駅が地下化

東京都と小田急電鉄、世田谷区、渋谷区は20日、小田急下北沢駅で小田急小田原線立体交差化竣工の記念式典を開いた。同事業では代々木上原駅~梅ヶ丘駅間の約2.2㎞を地下化し、9カ所の踏切を解消した。東京都が事業主体となり小田急電鉄と共同で進めていたもので、東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅も地下化された。

2013/04/22

【大成建設グミ】大成建設がUHA味覚糖とコラボ スペシャル塩パイン味

大成建設は、夏場に現場で働く作業員の熱中症対策の一環として、UHA味覚糖とのコラボレーションによる特製グミを作った。パッケージには、作業所で展開している「ゴーヤdeえこ」活動のマスコットキャラクター「ご~やん」を起用。人気商品シゲキックスの「大成建設スペシャル塩パイン味」を、社員や協力会向けに限定販売する。

【全作品掲載!】地下鉄銀座線の駅デザインコンペ 最優秀賞に丹青社の笠原氏ら


東京地下鉄が実施した銀座線駅デザインコンペの最優秀賞に丹青社の笠原孝一氏(CS事業部デザイン統括部シニアデザインディレクター)ら5人の作品が選ばれた。地上から浅い造りであるという銀座線の特徴に着目し、地上と一体化した駅空間のデザインを提案した。日本最古の地下鉄として、開業当時の利用者が感じた「あこがれ感」を味わうことができる駅の具現化を目指すとしている。今回のコンペでは銀座線全駅のリニューアルに当たり、『伝統×先端の融合』を路線コンセプトとした上で、下町エリアとして上野、稲荷町、神田の3駅のデザインを募った。以下に入選作を全作品掲載する。

【お知らせ】「国交省BIMのインパクト」 5月30日にセミナーを開催!

国土交通省官庁営繕部によるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)導入の試行プロジェクトが具体的に動き出し、日本の建築生産システムに大きなインパクトをもたらそうとしています。日刊建設通信新聞社は5月30日、BIMによる生産改革の可能性を浮き彫りにすることを目的に『国交省BIMのインパクト』をテーマとしたセミナーを開催します。
注) 募集は締め切りました(2013/04/25)

2013/04/21

【現場の逸品】駐車場塗装を水性化 エービーシー商会のパーキングガード

エービーシー商会(東京都千代田区)が駐車場向けに開発した防滑性エポキシ樹脂系塗床材『パーキングガード水性』は、全行程で完全水性化を実現した。施工者にとって地下駐車場や地下駐輪場など閉鎖空間では溶剤臭対策が欠かせないことから、環境対応型商品として売り込む。

【コンペ】最優秀賞に工学院大の阿部さん 埼玉設監協の卒業設計コンクール

阿部さんの作品
埼玉建築設計監理協会(桑子喬会長)は14日、建築系学生奨励事業の「第13回卒業設計コンクール」の公開審査を開き、最優秀賞として、工学院大工学部建築都市デザイン学科の阿部佑哉さんの『(廃棄物)認識転換場-清掃工場における廃棄物に対する一般認識の再構築-』を選定した。同作品では、有明清掃工場が建て替えられると仮定した上で、機械やシステムが生み出す非日常的な空間や風景を作り出し、それを体験、見ることで、廃棄物に対する認識を転換させる清掃工場を提案した。

2013/04/20

【原発】チェルノブイリの床版はどうだったか!? 超高温下RC調査結果を翻訳

1986年4月26日未明に、当時ソ連のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた暴走事故。2000年にロシアで発表された論文には、炉心区画の下に位置するRC床版の状態を調査した内容が記された。「これは福島第一原子力発電所事故でコンクリートがどのような状態にあったかを知る貴重な手がかり」と考えた日本コンクリート工学会(JCI)は、著者の承諾を得る形で技報堂出版から書籍としての出版を決めた。

【養蜂】八重洲でミツバチプロジェクト開始! 鹿島と八重洲ブックセンター

鹿島と関連会社の八重洲ブックセンター(本店・東京都中央区、鹿島光一社長)は、都市型養蜂(ようほう)のミツバチプロジェクトを開始する。八重洲ブックセンター本店の屋上でセイヨウミツバチ約2万匹を飼育し、環境コミュニケーションや環境教育、環境モニタリングを通して、実体験に基づく環境情報を書店から発信するとともに、生物多様性の都市づくりを推進していく。書店では初のミツバチプロジェクトという。

2013/04/19

【開業】きょう酒々井プレミアム・アウトレットがオープン!

三菱地所・サイモン(山中拓郎社長)が展開するプレミアム・アウトレットの全国9施設目となる「酒々井プレミアム・アウトレット」が、千葉県酒々井町飯積地内に19日オープンする。設計は三菱地所設計、施工は前田建設工業が担当した。第1期店舗の規模はS造平屋建て2万6918㎡。

【フォトコン】最優秀に南木曽町の「桃介橋」 建コン協が土木施設写真コンテスト

建設コンサルタンツ協会は、「あなたのお気に入りの“土木施設"」をテーマにした、第4回建コンフォト大賞の入賞13作品を決めた。最優秀賞は国指定重要文化財の桃介橋(長野県南木曽町)を撮影した、荻山清和氏の「青春」=写真=が受賞した。同橋は長さ247mの吊り橋で、日本最大級の木橋となる。1922年に竣工、93年に復元された。

【モノニュース】屋内向けの視覚障害者誘導タイル ESCOTT

視覚障害者の歩行を支援する誘導ブロックは屋外では広く整備されているものの、高齢者や障害者のつまずき、車いすなどの移動の障害になるため、屋内空間ではほとんど普及していない。
 『屋内用誘導タイル ESCOTT(エスコット)』は、屋内でも視覚障害者が一人で自由に移動することができるユニバーサルデザインの実現を目的に開発された。

2013/04/18

【高速グッズ】名神開通50周年でNEXCO西日本が「標識Tシャツ」など販売

西日本高速道路会社と西日本高速道路サービス・ホールディングスは、名神高速道路の開通50周年に関連したグッズの販売を18日から始める。高速道路の案内標識をモチーフにしたTシャツ=写真=の第2弾に加えて、タンブラーやマウスパッド、スクエアバッグなどをサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)などで販売する。

【世界初】コマツが全自動制御のブルドーザーを発売

コマツは、トプコンと共同開発した世界初の全自動ブレード制御機能搭載の中型ICT(情報通信技術)ブルドーザー「D61EXi/PXi-23」を、6月から北米で発売することを皮切りに、全世界で導入する。従来の情報化施工でも可能だった整地の仕上げ作業だけでなく、掘削作業を含むすべてのブレードコントロールを自動化した。

【大学】早大の軽井沢セミナーハウスが竣工

早稲田大学が長野県軽井沢町で進めてきた「早稲田大学軽井沢セミナーハウス新82・82-2号館新築工事」が完成し、現地で竣工式を開いた。基本設計は早大キャンパス企画部、実施設計と施工は清水建設が担当した。浅間山など周辺の雄大な自然環境や景観を施設内に取り込み、訪れる学生の記憶に残るような学生セミナーハウスを目指していく。

2013/04/17

【計画】三井アウトレットパーク札幌北広島も2期着手 5月着工、14年春開業

三井不動産は、三井アウトレットパーク札幌北広島の第2期開発計画に着手すると発表した。店舗数を現在の130店舗から175店舗に拡大する。5月の着工、2014年春の開業を予定している。設計は三井住友建設が担当。施工は未定としている。

【計画】三井アウトレットパーク木更津が2期開発へ 1.4万㎡で9月着工

三井不動産は16日、千葉県木更津市にある「三井アウトレットパーク木更津」の第2期開発計画に着手すると公表した。S造平屋建て約1万4500㎡規模(店舗面積約8500㎡)で増築する。設計は三井住友建設が担当している。施工者は未定。9月に着工し、2014年夏の開業を目指す。

【大規模木造】ミサワホームのFWS構法 複合パネルで10mスパン実現

木質接着複合パネルの組み合わせで、大規模木造建築を実現するミサワホームのFWS(フューチャー・ウッド・システム)構法。初適用するミサワホーム静岡の新社屋ビルでは2方向ラーメン構造により、長さ10mのロングスパンを計画した。開発に携わったミサワホーム総合技術研究所の松下克也大規模木造研究プロジェクトリーダーは「柱や梁の内部を中空にできる構法の利点が、コストダウンと工期短縮の大きな効果を生む」と明かす。

2013/04/16

【建築】大分県立美術館が起工 設計=坂茂建築設計

完成予想
大分県政発展の新たな礎となる大分県立美術館建設工事の起工式が12日、大分市寿町の建設地で開かれた。設計・監理は坂茂建築設計、施工は鹿島・梅林建設JVなどが担当、2014年10月末の完成、15年春の開館を目指す。

【開通】さがみ縦貫茅ヶ崎JCT~寒川北IC 5.1km開通 関東整備局

関東地方整備局は14日、さがみ縦貫道路(首都圏中央連絡自動車道路・圏央道の神奈川県内区間)のうち、約5.1㎞の茅ヶ崎ジャンクション(JCT)~寒川北インターチェンジ(IC)区間の開通式を開いた。3月30日に開通した海老名IC(海老名市中新田)~相模原愛川IC(相模原市南区当麻)区間約10.1㎞と合わせ、県内区間約34㎞のうち、5割に当たる約17㎞が供用開始した。県内区間全体の開通は14年度を目指している。

【首都高】150tの巨大橋桁を夜間一括架設 汐留・八重洲線架替え

首都高速道路会社は14日未明、東京都港区の汐先橋交差点付近で進めている八重洲線架替工事で、長さ約34m、重さ約150tの巨大な橋桁を多軸台車で運搬し、吊上設備を使って一晩で一括架設した。作業員40人、交通誘導員110人など計約200人が作業に当たった。

2013/04/15

【復興版】災害廃棄物処理現場を日建連が公開 JTB通じ「見学ツアー」提供へ

日本建設業連合会の復旧・復興対策特別委員会(中村満義委員長)は、復興の現状と建設会社が果たす役割などの社会的理解を深めるため、会員企業が東北各地で実施している災害廃棄物処理の現場を公開する。JTBを通じ、「災害廃棄物処理現場見学ツアー」を提供する。

【竣工】“北前船"をイメージした新潟日報社屋「メディアシップ」完成

新潟日報社の新社屋「メディアシップ」が12日、グランドオープンし、1階のみなと広場ステージで「出航式」が開かれた。関係者によるテープカットの後、各種イベントが繰り広げられた。多くの参加者が新たな船出を祝った。設計・監理は石本建築事務所、施工は鹿島・福田組・本間組JVが担当した。

【学会賞】建築学会 作品賞に今回は「該当なし」

日本建築学会(和田章会長)は学会大賞、学会賞など2013年各賞の表彰業績と受賞者を発表した。秋山宏氏(東大名誉教授)、仙田満氏(東工大名誉教授・環境デザイン研究所会長)、原広司氏(東大名誉教授・原広司+アトリエ・ファイ建築研究所)を選んだが、学会賞3部門のうち「作品」は該当なしという結果になった。

2013/04/14

【素材NOW】海外で外装に人気! 三菱樹脂のアルミ樹脂複合材「アルポリッック」

微妙な色合いの変化をアルボリックで表現した韓国の消防署
「バリエーションは無限大」と、三菱樹脂の久原善夫複合材事業部長は厚さ10mmに満たないアルミ樹脂複合板『アルポリック』の強みを誇らしげに語る。1972年の販売開始以来、いまでは世界130カ国以上で建築の内外装に幅広く使われる多機能素材。興味深いのは、日本国内では内装材としての使われ方が中心だが、海外では外装材として著名な建築物に数多く採用されている点だ。

【BIM】3Dプリンタの売り上げ倍増 15年度は出荷77億円規模に

3次元データを基に積層造形法によって立体モデルを製作する「3Dプリンタ」。製造業を中心に医療、教育、先端研究など幅広い分野で普及する。建築分野でもBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を背景に3次元設計が普及し始め、建築空間の検証などに立体モデル化のニーズがある。

2013/04/13

【景観】川崎市から初の整備機構指定 神奈川士会が活動強化

プレーメン通り
神奈川県建築士会(花方威之会長)は、良好な景観形成に向けた活動を強化する。2月25日には川崎市から市初の景観整備機構に指定されており、5月29日に開く通常総会で新たな委員会の設置を決めるなど、体制強化も図る。特に川崎支部では重要建造物の調査に着手し、情報提供や相談、調査研究、普及啓発、人材育成など本格的な活動へと広げていく考えだ。

【応用技術】ケーシング使って簡単にタンク埋設 PIT+1工法

下水道管の推進工事において、ケーシング(鋼製円筒)を使った立坑築造工法として多くの実績を持つ「PIT(ピット)工法」。その普及や技術向上に取り組むPIT&DRM協会(横浜市)は、近年ニーズの高まる防災都市づくりに貢献するため、雨水貯留槽や防火水槽などを埋設する工事への応用技術を確立した。新たな用途での活用に向けて「PIT+1(ピットプラスワン)工法」と名付け、本格的な提案活動をスタートした。

2013/04/12

【記者座談会】激震!! 「新労務単価」に課せられた産業責任 待遇改善待ったなし

単価の上昇を現場のすみずみに行き渡らせるか、
産業界挙げての対応が求められる
A 2013年度の公共工事設計労務単価が大幅に上昇したが元請団体の反応はどうだろう。
B 国土交通省から上昇の理由やその意味などについて、各元請団体は詳しく説明を受けたようだ。だから、国交省の考え方はよく分かっているし、単に上昇したから良かったという話ではなく、「自分たちがきちんと払わなければならない」という意味も理解している。産業責任の重さは理解しているのだけど、では何をするか、どうすればその意思を実際の行動として示せるか、という点で頭を悩ませている。まだ答えを探している感じだ。

【開通】京都二外道 沓掛IC~大山崎JCTで内覧会 21日開通へ

近畿地方整備局と西日本高速道路会社が建設を進め、21日に開通する「京都第二外環状道路」(にそと)の沓掛インターチェンジ(IC)~大山崎ジャンクション(JCT)・IC間の内覧会が11日、現地で開かれた。バス会社、地図会社、ロードサービス・レッカー会社の計21社から約100人が参加した。
 冒頭、京都府長岡京市の長岡京IC現場で、同局京都国道事務所の濱田禎所長があいさつし、「京都市内の交通事故発生率は全国平均の2倍だが、開通に伴い、生活道路の交通量が少なくなり、事故が減少するだろう。開通が終わりではなく、皆さまに利用していただくことが重要だ」と力説した。

【ららぽーと】総延べ25万㎡で10月着工! 三井不が埼玉・富士見市に建設

三井不動産は、埼玉県富士見市の市役所北側で計画している(仮称)ららぽーと富士見計画の施設計画をまとめた。規模は、S造4階建ての商業施設棟、同造5階建ての駐車場棟あわせて総延べ25万6000㎡。10月に着工し、2015年2月の建築工事完了を予定している。設計者は未定。

2013/04/11

【復興版】放射性下水汚泥を減容、安定化 JSらが福島で乾燥施設稼働

日本下水道事業団(JS)は、放射性物質を含む下水汚泥を減容化するため、福島市堀河町終末処理場に仮設下水汚泥乾燥施設を設置した。造粒乾燥技術を保有する新日鉄住金エンジニアリングと原子力安全に関する知見を有する三菱総合研究所を共同実施者に、環境省から受託して2011年度に調査、計画など、12年度では設計と建設を進めていた。

【駐輪】電気工事不要の電磁ロックシステム開発 寺岡ファシリティーズ

寺岡ファシリティーズ(本社・札幌市、古野重幸代表取締役)は、バッテリー式電磁ロック駐輪システム「チャリコ」の販売を4月から開始した=写真。
 従来、電磁ロック式の駐輪ラックを設置する際に、費用が多くかかっていた電気工事が不要なため、設置コストを抑えられる。

【全国初】フェイスブックで職員を採用! 北陸整備局が技術系に


国土交通省北陸地方整備局は、全国の地方整備局で初めての取り組みとなる、インターネット交流サイト「フェイスブック」による技術系職員の採用活動を始めた。
 国家公務員採用一般職試験(大卒程度)の申し込み開始に合わせて、「フェイスブック」を活用し、同局で働く技術系職員の活動や公務員試験情報、業務説明会、アウトドアセミナー、官庁訪問など各種情報を発信していく。
 既に技術系採用担当者が就職活動に役立つ情報を随時提供しており、「いいね!」での効果拡大を期待している。
FBページは以下のとおり。
https://www.facebook.com/hrr.Recruit.Engineer

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年4月11日