2013/02/07

【建築】石原健也氏が最優秀に 守山中学校改築コンペ

石原健也氏(デネフェス計画研究所)の提案
滋賀県守山市は、守山中学校校舎改築に伴う公開設計コンペの第2次審査を実施した結果、石原健也氏(デネフェス計画研究所)の提案を最優秀作品に決めた。2月下旬に随意契約し、11月下旬までに設計をまとめる。次点は新居千秋氏(新居千秋都市建築設計)だった。2014年度の着工、15年度の完成、16年度の供用を目指す。
 石原氏の提案は、江戸時代の浮世絵師・安藤広重が描いた守山宿の風景や街道に連ねた家々をモチーフとし、人の営みと自然が連続した快適性を追求した。
 新校舎と既存施設を隣接させ、施設ゾーンをコンパクトにしたほか、グラウンドを中心としたオープンスペースが市民運動公園と連続し、広がりがある景観を創出するとしている。
 コンパクトで矩形平面の校舎は、最小限の構造体で効果的に空間を形成。琵琶湖から吹く風を生かすため、校舎中央ゾーンの屋根を波状とし、心地よい微風が流れる空間を実現する。屋根材はステンレス鋼版を利用し、長寿命化を図るほか、内装材は滋賀県産の木材を使用する。太陽光発電などを導入し、環境面にも配慮した計画としている。
 改築規模は、普通教室18室が入る延べ7500㎡程度を見込む。工事費の上限は約25億円。設計業務委託料の見積上限価格は9000万円。建設地は同市石田町350。
 第2次審査に進んだのは、石原氏、新居氏のほか、三浦慎氏(三浦慎建築設計室)、森戸勝美氏(第一工房)、谷尻誠氏(SUPPOSE DESIGN OFFICE)、飯田善彦氏(飯田善彦建築工房)、大芝照雄氏(明野設備研究所)、柳澤力氏(建築計画連合)の6人。109者が参加表明し、すべて国内の建築家だった。
 コンペの審査委員は、布野修司滋賀県立大学副学長を委員長とし、本城博一元滋賀県審議員、竹山聖京大大学院准教授、及川清昭立命館大教授ら計7人が務めた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年2月7日 11面

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