2012/11/05

【モノニュース】鉄骨梁の貫通部径が縮小できる被覆材!!

日本インシュレーション(JIC、本社・大阪市、大橋健一社長)は、鉄骨梁一般部を吹き付けロックウールで耐火被覆する際の貫通孔部専用の薄型耐火被覆材「すりーぶたすけ」を開発、発売した。鉄骨梁スリーブ部のスリーブ有効径確保と耐火性能強化を両立するスリーブ処理材を求める顧客ニーズに応えたもの。加熱によって発泡し断熱する熱膨張性耐火ゴムシートを利用し、通常、貫通孔部を吹き付けロックウールで施工する場合の被覆厚25mmに対して、4分の1の6mmで1時間の耐火性能を確保できる。
 これにより、貫通部の径を大きくでき、小さくして梁の構造強度低下を抑制することもできる。補強プレートで構造強度を補強する場合は、補強材のサイズダウンなどによりコストも低減できる。
 貫通部の径に合わせて、鉄骨梁寸法を検討する場合には、スリーブ貫通孔部分の耐火被覆厚さを薄くできる分だけ、梁せいを小さくできる。ロックウール吹き付け前に、粘着テープについた剥離紙をはがし当該部分に張り付けるという簡易な手法で施工できる。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月5日3面

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