2012/11/24

【モノニュース】日本ペイントが「臭いが少なく街でも使える水性防食塗料」

実際に塗布してもにおいが少ない
日本ペイントが8月から販売を始めた鉄構造物向けの水性防食塗料。業界で初めて下塗りから上塗りまでの全工程で水性化に成功した。VOC(揮発性有機化合物)の排出量を従来品に比べて9割削減、人通りの多い場所や街中でも施工しやすくした。
 自動車用の電着技術を応用した独自製法を考案し、塗料のアルカリ性成分を一定以上に保ち、さらにエポキシ樹脂の小型化により塗り性能も確保した。環境中の化学物質量を把握するPRTR法の対象化合物量をゼロに抑え、消防法でも非危険物の扱いとなり、制限なく保管もできる。
 同社は販売に合わせ、橋桁やタンクなどの試験施工を実施済みで、低臭効果によって急きょ採用が決まった現場もある。販売以降は問い合わせが予想以上に多く、電力会社や都市再生機構などからも声がかかったという。従来の重防食塗料領域だけでなく、水性の低臭メリットを生かし、建築塗装分野への販路も広げる。
 同社の水性防食塗料は、下塗りから中、上塗りまでの全工程を2日間で完了できる。価格は従来品の3割増しだが、従来品に比べて半分の工期を実現する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月21日10面

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