2012/11/05

【建築】ミャンマーで38階建て超高層を設計 入江三宅設計事務所

ヤンゴンのシンボルが期待される緑のタワー
入江三宅設計事務所は、ミャンマーで38階建て超高層ビルの設計を受託した。緑化されたバルコニーが重なる「緑のタワー」が、活気あふれるヤンゴンのシンボルとなる。3日にヤンゴンで宇高誠所長が建築主のカワ・オイル(シンガポール)らと調印した。同事務所のミャンマーでの業務は初めて。
 「555マーチャント・ストリート・オフィスタワー」は、環状線鉄道の主要駅であるヤンゴン中央駅と港の間のオフィス街に建設される。建物計画は歴史的まちなみに配慮し、低層部の店舗がにぎわいを創出しながら、高層部の事務所は快適な執務空間とする。
 特にヤンゴン川に面したファサードは、大きく湾曲し空に溶け込むデザインとし、幾重もの緑化バルコニーが建物全体を緑のタワーとしてシンボル化する。
 建築主はカワ・オイル、コオペレーティブバンク・ミャンマー、ナショナル・グループ・オブ・カンパニーズ・ミャンマー。規模は地下4階地上38階建て延べ約7万8000㎡。高さは約195m。2013年3月に着工する予定で、工期は30カ月を見込む。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月5日 3面

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