2012/08/28

宇都宮大が4連覇!! 学生対抗コンクリカヌー大会

土木学会関東支部は25日、埼玉県戸田市の荒川左岸にある荒川調整池「彩湖」で、学生による第18回コンクリートカヌー大会(関東地方整備局、日刊建設通信新聞社などが協賛)を開いた。全国の高校、高専、大学から過去最多となる47チームが参加。真夏の湖上で熱戦を繰り広げ、宇都宮大学の「ORCA」が総合優勝し、4連覇を飾った。

 競技では、出場47チームが予選、準決勝とレースを進め、強豪校を中心に7チームが決勝に勝ち残った。直線で競った準決勝までのゴール地点を折り返す長距離レースとあって、決勝戦はターンの技術や体力・気力などが求められるよりハイレベルな勝負となり、レース終盤には3チームが競り合う大接戦となったが、序盤のリードを守った宇都宮大「ORCA」が逃げ切った。
 決勝のレースに臨んだ同大修士2年の定山真輝さんは「後ろが詰まってきて体力的にも限界を感じたが、みんなの応援で頑張れた」と話し、同1年の鈴木成さんは「最後の練習で転覆したので不安だったが、気力でやり抜けた」と優勝の喜びを語った。
 順位は、競技タイムの得点60点、技術点(構造・制作・材料・見映)40点の総合評価で決める。総合1位のORCAは98点を獲得、2位は祐誠高校「C-HawksXII」の83点、3位は秋田県立大曲工業高校「MajesticRK-III」は79点。技術賞は宇都宮大学「ALTAIR」が受賞した。高校の部では、大曲工業高校「Ishikou7号」が優勝と技術賞に輝いた。
 日刊建設通信新聞社賞のデザイン賞は参加者の投票により千葉京葉工業高校「WaterMelon」、敢闘賞は山形県立寒河江工業高校「Lightning]が受賞した。

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