2012/07/17

国内初! 清水建設新本社が米国LEEDゴールド認証を取得

清水建設の新本社ビル
 清水建設は、東京・京橋の新本社ビルの設計施工について、LEED新築版のゴールド認証を取得した。日本国内の新築オフィスビルの設計施工で認証取得したのは「新本社が本邦初」(同社)という。同社は自社でLEED認証の取得に対応できることをアピールし、顧客に対しても取得を提案することで受注拡大を目指す。

 同社は2010年1月に設計評価で34点、12年6月に施工評価で10点を獲得し、合計44点を獲得。39点以上に与えられるゴールド認証を取得した。加点を目指す項目を戦略的に取捨選択した結果、狙った加点項目の審査については、すべてクリアすることができたという。
 一般にLEED認証の取得は難しく、専門のコンサルタントに依頼するケースもあるが、同社は自社で対応した。こうしたノウハウを国内外の顧客に提案していく方針で、設計施工案件などの受注拡大につなげたい考えだ。
 LEEDは、米国グリーンビルディング協議会による建物環境総合性能評価指標。LEED新築版Ver2・2の審査では、持続可能な敷地、水資源の効率活用、エネルギーと大気、材料と資源、室内環境品質、革新性と設計プロセスの6カテゴリーで、設計と施工の環境性能を加点評価する。全世界の申請登録物件約4万7000件のうち、認証取得に至った物件は3割以下にとどまっている。

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