2012/07/17

福岡空港の国内線旅客ターミナル再整備 10月にも設計者選定へ

福岡空港
 福岡空港ビルディング(麻生渡社長)は、平行誘導路の複線化に伴う国内線旅客ターミナルビルの再整備事業に着手する。17日付で基本設計業務の公募型プロポーザルを公告し、順調にいけば、10月にも設計者を選定する予定だ。

 福岡空港では、既存の誘導路と国内線ターミナルビルの間に、発着便の遅延を防止し、発着処理能力を増強するために新たに誘導路を新設する計画が進められている。これに伴い、現在の第1駐車場(約4400㎡)と第2駐車場(約5500㎡)用地に新ターミナルビルを建設し、第1ターミナルと第2ターミナルの一部を移転する。既存ターミナルと連結するため、一部改修工事も行う。
 新ビルの規模や着工に向けたスケジュールなどは、基本設計の中で詰めていく。2013年10月末までに基本設計をまとめる。既存ターミナルの規模は、第1がSRC造地下1階地上3階一部4階建て延べ約1万9000㎡、第2がS造地下1階地上5階建て延べ約6万㎡、第3がS造3階一部4階建て延べ約3万㎡。
 このほか、現在の第3駐車場用地への立体駐車場建設、ターミナルビル前の道路の付け替え、バスプール、タクシープールの整備も予定されている。
 公募型プロポーザルでは、参加表明書を30日まで、技術提案書を9月18日まで受け付ける。参加資格は、大阪航空局から建設コンサルタントAの認定を受け、国内で空港旅客ターミナルビルの基本設計・実施設計の実績がある者。建設地は福岡市博多区の同空港内。

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