2012/03/02

名古屋の中心街、栄周辺で再開発計画! 興和が百貨店などを一体開発

手前が百貨店丸榮、左が栄町ビル
 名古屋市中心部にある百貨店の丸栄(中区栄3)とその北側地区を対象に、大規模な再開発が計画されていることが分かった。丸栄とその親会社の興和が検討を進めているもので、丸栄の本館建物のほか、市のメーンストリート・広小路通を挟んで面する栄町ビル、ニューサカエビルなど地区一帯の建物を含めて再開発し、集客性の高いビルの建設を計画している模様だ。

 関係者によると、具体的な事業手法やスケジュールは決まっていないものの、早ければ2015年9月にも栄町ビルとニューサカエビルは閉館。その後、解体に着手する。
 丸栄は約400年の歴史を持つ名古屋を代表する老舗百貨店。現在の本館(RC造地下2階地上8階建て)は1952年の完成で、その後、64年には栄町ビル(S・RC造地下4階地上11階建て塔屋1層延べ約5万3000㎡)、74年にはニューサカエビルといった大型オフィスビルを開発した。いずれも老朽化が進んだことなどを受けて、これらの土地建物を所有する丸栄と、周辺敷地などを所有する興和とで再開発の検討に入ったとみられる。現在、両ビルには合計160のテナントが入居しており、退出に向けた交渉を進めている。
 具体的な開発計画は未定だが、「地域の役に立つ開発」を目標に、名古屋市を始め関係機関と協議を進めていくとしている。
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