2011/12/27

建築家会館が創業50年迎える

建築家会館の野生司氏
 建築家の活動拠点建設を目指して約180人の建築家の出資によって設立された株式会社建築家会館が、創業50周年を迎えた。前川國男が提唱した「処士横議の場」として1968年の会館本館竣工以降、形を変えながら半世紀にわたって交流の場として存在感を発揮している。50周年の記念誌『建築家会館五〇年史・1961-2011』を発行した。
 22日に東京都渋谷区の同会館建築家クラブで開かれた「創業50周年感謝の夕べ」で、6代目となる野生司義光社長は「創業の理念を再認識し次の世代に引き継ぐことが重要と考え、記念誌を発行した。今後もJIA(日本建築家協会)のよきパートナーとして健全に存続し、皆さんのお役に立ちたい」とあいさつした。
 芦原太郎JIA会長は「処士横議の場として建築家の思いを引き継いでこられた。パートナーとして、建築家の志を50年先にもつなげていきたい」と述べ、乾杯の音頭をとった。

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