2011/11/17

大分の新駅ビル、13年春に着工/22階建て延べ11万㎡

完成予想
 九州旅客鉄道(JR九州)が、日豊本線大分駅高架化事業にあわせて計画している大分駅ビルの概要を明らかにした。
 規模は、地下1階地上22階建て延べ約11万3600㎡で、ホテルや専門店街、温浴施設などが入る大分県内で最大規模の複合商業施設となる。設計は日本設計が担当している。2013年春の着工、15年春の開業を目指す。
 計画では、鉄道高架化事業の完成後に撤去される在来線跡地約2万㎡を建設地とする。地下1階から地上4階までをシネマコンプレックス(複合映画館)を含む商業施設とし、店舗面積約3万1000㎡を確保する。5-9階は駐車場(920台収容程度)、7-9階部分には屋上庭園を設ける。東側に高層のタワー棟を設け、9階から19階を200室規模のホテル、20-22階を温浴施設とする。屋上には露天風呂も備える。
 大分のランドマークとなるシンボリックな建物として、大分都心部の新たなにぎわいの創出を図る。屋上庭園や温浴施設などで市民の憩いの場を提供するとともに、アジアを見据えた大分の観光振興に貢献する施設とする考えだ。事業費は150億-200億円を想定している。
 現在、日本設計で基本設計の詰めの作業を進めており、引き続き、実施設計に着手する。
 高架事業は11年度末完成予定で、12年4月から既存の駅施設の解体、撤去工事に着手する。13年春の新ビル着工を目指す。大分駅の所在地は大分市要町。

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