2011/10/24

学校施設に日光産のスギ、ヒノキを使うことで板橋区と日光市が覚書

日光の県産材を板橋で使う
 東京都板橋区と栃木県日光市は、「木材の使用と環境教育についての覚書」を締結した。同区は今後の学校施設整備に日光産木材を使用し、同市は子どもたちに環境学習の場を提供する。伐採や製材を経て2012年7月にも、改築中の板橋第一小学校と赤塚第二中学校の建設現場に、日光スギやヒノキが搬入される見通しだ。
 同区は1983年に、旧栗山村(現日光市)と交流協定を結び、その後村内に12ha超の「板橋の森」が誕生するなど、長年にわたり友好関係を築いてきた。
 区が08年度にまとめた学校施設整備の考え方には、姉妹都市などの木材を積極活用することが盛り込まれ、実際に改築する3学校の調整会議では、施設設計の方針に木材利用を位置付けた。
 このような経緯から、区職員が「板橋の森」を訪れ木の育成状況を調べたところ、成木になっていないため現時点では使えないことが判明。同市に学校改築工事への木材供給を打診し、今回の覚書締結に至った。

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