2011/08/29

ソウルの大規模再開発「D-CubeCity」商業施設が森ビルのサポートでオープン

 韓国・ソウルの大規模複合再開発プロジェクト「D-CubeCity」が26日、商業施設をオープンした。この再開発は、森ビルグループの森ビル都市企画が総合コンサルタントとして参画、2006年から5年間にわたって企画・設計から運営・管理までをサポートした。オープン後の運営もコンサルティングを行う。
 施工は、事業者の大成産業(韓国)が担当しており、07年11月に着工、ことし6月に完成した。グランドオープンは9月末。森ビル都市企画では、東京・六本木の大規模複合施設「六本木ヒルズ」で培ったまちづくりのノウハウを活用することで海外でのコンサル事業の拡大を進めていく。
 ホテルや住居、文化機能が共存する複合カルチャー空間を目指し総事業費約1,000億円を投入したプロジェクトの一環として、今回オープンしたのは地下2階地上43階建てのオフィス、ホテルなどで構成する複合棟の地下2階から地上6階に配置した商業施設。各国の料理が楽しめるレストランや店舗が入居している。このほか9-26階にはオフィス、9-10階には延べ1万3,500㎡のミュージカルホール、27階以上にはホテルが入居し、年内の開業を予定している。
 敷地内には51階建ての住宅棟2棟も立地し、総延べ床面積は35万0,050㎡となる。
 建設地はソウル市九老区新道林洞360-45の敷地2万5,650㎡。地下鉄1、2号線が交わり、韓国一の乗り換え客数を誇る新林道駅に直結している。

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